こびとく日誌

クツをつくりながら考えたこと。晴耕雨読な日々のこと。

丘の上の本屋さん

雨なので少し前に観た映画のことなど。

ハートウォーミングなストーリーが好きです。

mimosafilms.com

リベロの営む丘の上の古書店。隣りはカフェで店員のニコラは何かとリベロを気にかけ出入りする。他にも近所の風変わりな人々が出たり入ったり。

ある日、アフリカ系移民の少年エシレンに漫画を貸したことからリベロとエシレンの交流が始まる。

本は買えないけど興味ありありのエシレン

そんなエシレンに次々とさまざまな本を貸してあげるリベロ

漫画の次はイソップ物語ピノッキオ、星の王子様、ロビンソンクルーソーとどんどんレベルアップすると同時に夢中になっていくエシレン

返却時にはエシレンと向かい合って座り、彼から本の感想をきくリベロ

リベロの質問にしっかり答える賢いエシレン。エシレンの成長がめざましい。

自分の感じたこと、考えたことを言葉に表すのは大切なことよね。

夏休みの宿題の読書感想文って超苦手でしたが、こんな風に向かい合って質問形式だったら、ちゃんと言えたのかもしれない。みんなもっともっと本が好きになったかもしれないですね。

シレンがどんどん本が好きになっていくのがわかる。

リベロが次にどんな本を薦めてくるのかワクワクした。

 

隣のカフェ店員ニコラが古書店に出入りするキアラを口説くのとかもめちゃくちゃイタリアぽくてそんなところも見どころです。

ああ、やっぱりイタリア語って聞いてて気持ちいいなぁ、この丘の上の村に行ってみたいなぁとほのぼのしていたら、ラストはズギャン!

いきなりラストだけ刺さるようなことを言うリベロ

そうか原題は『IL DIRITTO ALLA FELICITA』で「幸せになる権利」という意味でした。

 

あと舞台となったチヴィテッラ・デル・トロント、映像では丘の上という感じがしなくて単なる街の高台?って思いましたが調べてみたらちゃんと丘の上でした。こちらのコラムにリベロの書店がある通りの画像も載ってました。

www.neghidaku.com

行ってみたくなる。

まだイタリアがユーロではなくリラの頃、2週間ほどひとり旅しました。

そのときはチンクエテッレという風光明媚な5つの村を歩きました。

めちゃくちゃいい思い出。

その旅で買った本の中に『星の王子様』があります。(まだ読めてない)

またイタリア熱が再燃しそうな予感。(次はヴェネツィアラソン!?)

 

アトリエkikaさんでの毎年恒例の『夏のサンダル+夏の帽子』

5/21(日)〜5/29(月)を予定しています。

只今、絶賛制作中。

もう土日も関係なくノンストップで作業です。お楽しみに〜

www.silverspace.net