こびとく日誌

クツをつくりながら考えたこと。晴耕雨読な日々のこと。

名古屋ウィメンズマラソン2023・レース編

先日の東京マラソンではスタートエリアでの立ち〇〇や防寒用上着のポイ捨てが話題になっていましたが名古屋ではそれは皆無。

仮設トイレは336基用意されていました。出走者数は1万3千人くらい?(リザルトみたら完走は12393名)

わたしが到着したときは奥の方まで行けば並ばずに入れました。

まだスタートまで1時間ほどあったけれどCブロックの整列エリアに入る。近くにゴミ箱もあったし、号砲前にはスタッフの方がゴミを集めに来てくれるので補給食や飲料を持ち込んで待機することもできるのがいい。

東京マラソンでもゴミの回収はやろうと思えばできると思うので(以前は上着を回収して寄付してましたよね?)主催者側の問題であると思う。トイレの問題に関しては数が足りないということの他にモラルの問題もありますね。だって女子はできないものね。

名古屋ウィメンズはコース上のコンビニなどの協力により多数のトイレが確保されていて安心だった。またそのことをアナウンスもしてくれていた。スタート前に行けなくてもスタートしてすぐにコース上で行けますと。トイレの案内表示もとてもわかりやすかった。

前回もブログに書いたけどエイドでの紙コップの散乱も少ない。みんなちゃんとゴミ箱に捨てている。

こういうとこがこの大会の好きなところ。

 

さていよいよスタートです。

前回より前の方に並んでいたみたいでスタートロスは40秒ほど。

さほど混雑しておらず、ノロノロだったのはわずかの時間ですぐにスピードに乗れた感じだった。

なので予定より速いペース!

落ち着け、落ち着けと自分に言い聞かせるも周りにつられて速くなってしまう。

転んで膝を打って以来、ろくに走っていなかったので疲労はなく脚が軽い軽い。体調も万全だったから。

今回用意していたタイム表では5キロを淡々と27分半で進もうと思っていた。

でも最初の5キロで26分台前半になってしまう。落ち着け、落ち着けと思うも10キロ地点でさらにペース上がってて・・・。

当初の目標はPB更新だったけど、練習の段階で2019年の自分と比べて明らかに走力が落ちていて4年の加齢は大きく、現実的にはセカンドベストの更新、いやサブ4だってどうだかと思っていた。転んだ膝の回復も遅くて前夜までロキソニン飲んでいて果たしてゴールまで行けるかどうかと心配もしていた。

でもこうなったからにはPB狙うしかないんじゃね?って思ってしまった。

半落ちるにしても2分くらい貯金あるしって。(誰もが犯す間違い。これって貯金じゃなくてただの前借り)

20キロで27分台のラップになったのは落ち着いて走ったんじゃなくて自然に落ちた。

でもハーフまでは走れた。(これも誰もが一緒の展開ですよね?)

こっから粘ればイケル!イケル! (のか?)

気温が上がってきていて日なたはとても暑いけど時々雲がかかると暑さもやわらぐ。

街路樹の日陰を踏みながら走ったり。

そんなときにいきなりの転倒。ゴンッという衝撃で頭の中が揺れてマジで終わったと思った。

「大丈夫ですかっ」と近くにいた人が声をかけてくれ、「救護ランナー呼びますか?」と言ってくれたけど「大丈夫です」と答え立ち上がる。

頭はクラッとしたけど膝は打っていなかった👍

「だけど血が・・・」と言われて顔に手をやると血がついた。

ハンカチで押さえる。ハンカチ血まみれ。。。

スマホで自分の顔を確認しようかと思ったけれど血だらけを見ると痛くなっちゃうからそのまま走る。きっと見た目ヤバい人だろうけど膝大丈夫なら走るしかないと思って。

給水所のコップの水で少し洗い流してまたハンカチで押さえつつ、というのを何回か繰り返すもなかなか血が止まらなかった。エイドのティッシュも利用した。ほんとエイドにティッシュとかウィメンズならではでありがたい。

にしてもハンカチ持ってて本当に良かった。吸水力抜群のまめぐい(小さい手ぬぐい)です。

これがなかったら救護所に駆け込むしかなく、タイムロスしてやる気なくしてたと思うから。

 

なんとか30キロまで耐えたけどそこから落ちましたねー。

5キロごとのLap分析↓

今まで出たフルマラソンの中で一番落ちた。

でも最後だけあの辛かったFast Finish Long Runを思い出せーと上げて走りました。

 

前日のエキスポで書いた抱負。どの口が言ったのかしらね?

 

ゴールの花道(前日撮影)

 

ティファニーの授与(前日撮影)

 

ドームに入る手前の沿道で男子高校生のスタッフたちが大声で声援を贈ってくれてたのが感動した。タキシード隊じゃなくて高校生くんからティファニーを貰いたかったかも。

受付のときも「明日がんばってください」ニコッ

ゴールしたあとの完走グッズを渡してくれるときも「お疲れ様でした」ニコッ

と学生スタッフさん男女とも笑顔で良い子だらけでした。

 

そして最後の難関の坂。。。。めっちゃ急坂。

この坂を登り切るまでが名古屋ウィメンズです❣️

 

もう楽しかったことしか思い出せませんが、膝の痛みは顔面の痛みと入れ替わったみたいでレース中は吹き飛んでいました。

フルマラソン走ったら膝が治ったということです。

めでたし、めでたし☺️