こびとく日誌

クツをつくりながら考えたこと。晴耕雨読な日々のこと。

ひみつのなっちゃん

映画の話題を連投です!

himitsuno-nacchan.com

以前、『珈琲いかがでしょう』というドラマでスナックのママ役で出演していた滝藤賢一さん。そのときの役のはまり方が素晴らしくて。女装ではなく、女性になりきっていた。

しかも美しい。

なのでこの映画の予告を観て配役を知り、絶対観たい!と思っていたのだ。

 

ドラァグクイーンたちが贈る、笑いと涙の珍道中!

とキャッチコピーにあったけど、滝藤さん演じる"バージン"はすでにショーで踊ることから引退して普通のOLとして働いている。女子社員の中に自然になじんでいるのが良かった。

通勤や普段の服の着こなしもカッコよかった。変に女性ぽくしてなくて。

すらりとしてスタイルがいいからサマになるんですよね。

メイクもそんなに濃くないけどその人らしさが出ている。

やっぱ滝藤さんいいわぁ💕と思っていたところがストーリー後半で度肝を抜かれることになる。

"モリリン"役の渡辺秀さん!

"ズブ子"とともにドラァグクイーンの衣装で踊るシーンがあるのですがこれがめちゃくちゃ綺麗に変身しているのです。このシーンだけ他の女優さんに振り替えてる?って思うくらい可愛い!!脚も綺麗。

どうしてこんなにキラキラでキュートになれるの?なんで?なんで?

と彼に全部持ってかれた。。。

ストーリーとかどうでもよくなりましたw

 

この映画のオフィシャルサイトの著名人のコメント欄にサカキシンイチロウさんのお名前がありました。

サカキさんのnoteを読んでさらにこの映画の解釈が深まりました。

サカキさんは自分らしくありたいという気持ちと社会が期待する自分でありたいと思う気持ちの間で悩んだそう。しかもこれは相談相手がいない悩みだと。

自分を嫌いになるのは嫌だから一生ついてまわる絶望を一生の宝物と思うことができるようになって楽になったとも。

 

何をやっても思うようにいかない

誰も自分のことをわかってくれない

 

この悩みはセクシャルマイノリティの人たちだけではなく、わたしたちみんな共通の悩みですよね。

映画のラストシーンは郡上踊りの「春駒」だったのも良かったな。

 

さて、ついに今週末は名古屋ウィメンズマラソン

この大会に出場できるのは「女性」のみ。

受付で性別を証明するものを提示しなくてはいけません。

運転免許証には性別が書かれていないので健康保険証、マイナンバーカードなどが必要です。もし忘れると出場できないそうです。(脱いで証明するのもダメ)

ゴールしたらタキシード隊の男性からティファニーのペンダントを渡されるのが素敵なんですがそれも将来的にはどうなんでしょうね。タキシード隊には女性がいてもいいような。

区別と差別についても考えさせられるこの頃です。