こびとく日誌

クツをつくりながら考えたこと。晴耕雨読な日々のこと。

ハリスおばさん♪

昨年、どこかの映画館で予告を観て、これは!?もしかして!?あの??ハリスおばさん??と思わず身を乗り出してしまいそうになった

『ミセス・ハリス パリへ行く』

を観てきました。

ハリスおばさんと言えば、子供の頃にはまったポール・ギャリコのシリーズ小説の中の主人公。そのハリスおばさんがミセス・ハリスとして映画に登場です。

ハリスは還暦前くらいだというから、はぁ〜 わたしとさほど変わらない年齢なのかぁ・・

でも映画の中のミセス・ハリスは小説のハリスおばさんのイメージよりかは美人で洗練されたドレスが似合いそうなチャーミングな人物でした。ま、映画だものね。

 

ロンドンの通い女中のハリスが、クライアントのクローゼットにあったディオールのドレスに魅せられて、ぜひ手に入れたいと節約しながらお金を貯めて単身パリへドレスを買いに行くというストーリー。

子供の頃に読んだ小説はとてもワクワクしたことは覚えているけれど、細部はかなり忘れてしまっていたので原作を再読してみる。

 

映画はそれなりに脚色されていて、少し原作とは違っていた。

女支配人のマダム・コルベールは最初からハリスおばさんの味方だったし、伯爵とのプチロマンスは小説にはなかった。

映画観た人は誰でも疑問に思う、女優の卵のミス・ペンローズちゃん(大柄でとてもふくよか)がミセス・ハリスのオートクチュールのドレスはサイズ的に着れないだろうという問題は小説ではペンローズちゃんが「あたしたち、同じくらいの背かっこうだもん」と言っていたので安心しました。なのでペンローズちゃんをもう少し小柄な女優さんが演じてくれてたらモヤモヤしなかったと思う。

一方で会計士のフォーベルくんとモデルのナターシャ(この二人の仲をハリスおばさんがとりもちます)は小説のイメージ通り。ナターシャが可愛い!

 

小説には挿絵がふんだんにあったような気がしていたけれど、実際にはおばさんがドレスをみつめるのと、ドッグレースのシーン、フォーベル君とナターシャと一緒に食事するシーン、そしてラストのディオールのスタッフたちから贈られた花束に囲まれるおばさん、そのくらいしかなかったんですね。

上田とし子さんの挿画のイメージがそのまんまハリスおばさんとしてわたしの記憶の中で生き生きと動き回っていました。

子供の頃ってもちろんYou Tubeもなかったし、映像で見る機会は少なかったけれどその分、頭の中で小説の中の登場人物を動かしていたんだなぁと改めて思う。想像力ってだいじ。

 

今年もいろんな映画と原作を行ったり来たりしながら楽しもうと思います。

 

ところでお知らせをひとつ。

バードウォッチングラン(BWR)の開催のお知らせです!

TabisukeTabizoさんの主催で2/4(土)に開催します。

鎌倉のトレイルを歩いたり、走ったりしながらバードウォッチングしましょう。

ナビゲーターはこびとく。

moshicomで募集中です↓ヨロシク。

moshicom.com

鳥だけじゃなくて木の実や植物のこともお話できたらなと考え中。

今週もがんばっていきましょう。