こびとく日誌

クツをつくりながら考えたこと。晴耕雨読な日々のこと。

三年分のUTMF・その4

今年のUTMFはあちこちで桜が見頃になっていました。

ほんの一例↓

さて、レポのつづきです。

次のエイドは忍野。今までのエイドの場所より先の公園のところになったのだけどそれが案外遠くて。途中で会ったYちゃんが誰かとしゃべってないと寝てしまうというので一緒にしゃべりながら向かうもなかなかエイドに辿りつかない。

「あの桜のところがエイドです」って誘導スタッフに教えてもらって視線を向けた先は遥か彼方だった。

忍野エイドが遠い分、次の山中湖きららは割とすぐだったのでYちゃんに長居はしないよーと告げ、言葉通り早めにoutした。2018のときは忍野で装備品チェックがあったが今回はなし。

ここから先は2018でかなり苦しめられたところ。石割山に向かう途中で熊出没情報が来て、もうリタイアしようと本気で考えていたっけ。

Yちゃんとそんな話をしながらダラダラ登る林道を歩く。まだ日の入りではなく明るい。

明るいと全然違うのな。

全くなんてことはなく、大平山に到着。

この辺りは丹羽さんのサロモンキャンプで通ったルート。

kobitoku.hatenablog.com

ここからきららまでの間でそのサロキャンで知り合った仲間たちに会って合流。

途中で知った顔に会うのってすごく元気出る。

みんなも気持ち悪いとか食べられなくなったとか言いつつも誰もやめるとは言わないからわたしも頑張る所存。

木段登るのは大変だったけどこの区間は2時間半。ライトなしできららまで行けた。

みんなは平野のセブンイレブンに吸い込まれていったがわたしは食べたいものが思い浮かばず、きららへ直行。とりあえず寝てから考えよう。

 

出迎えてくれたマキさんから寝袋を受け取り、仮眠室へ。マキさんには20分経ったら電話で起こしてくれるようお願いする。ここでも眠かったわけではないので眠ることはできなかった。

ただ気持ち悪いのは少し解消したかも。暖かい仮眠室の中で身支度する。

この仮眠テントの中に朝までいられるならどんなにいいか。。。でも行くしかない。

エイヤッとテントから出る。

エイドで豚汁と塩むすびをもらう。食欲はないけど食べなきゃ。無理矢理流し込む。

たいしたことはしていないのにきららに1時間以上も滞在。ウォシュレット付きトイレはここが最後かとトイレに入ってから出発。今回エイドの仮設トイレは結構な確率で和式でした。あてにしていた氷穴の公衆トイレ(ウォシュレット付き)は氷穴のお客さん以外は使用禁止とあり、使えず(泣)

六花さん屈伸チェックもなしで登山口へ。

ここから次のエイド二十曲峠までが大変な区間。果たしてこの先行けるのだろうか?(行くしかないです)

ロープを使って登るエグい登りが3回くらい?

記憶を辿りながら進む。崩壊しているところを通って石割山への登り返しを我慢すれば二十曲峠だと思ったけど記憶よりずっとずっと長く大変だった。

バイケイソウがたくさんあったことだけ覚えている。

二十曲峠エイドではフリーズドライしじみ汁を作って飲む。何かを食べる気にはならなかった。ジェルなど補給食はごっそり残っている。

食べられなくなったときのために持っていたブルーベリーのキャンディと無印のひとくちみかんゼリーは食べる。ゼリーなんて一個15キロカロリーしかないのだけど食べないよりはマシかしら。

一体、ジェルを何十個も食べられる人なんているのだろうか。

1時間に1個ちゃんと補給し続けられる人にわたしはまだ会ったことないです。

2018のときは頑張ってジェル6個。今回は2個ww

ざっくり計算した摂取カロリーは2018は3900kcal、今回は2900kcal。(多めに見積もってです)

これまでもこの先も路肩で何度もえづくも何も出ないの繰り返し。同じ症状の人多数ですよね?

ゾンビの行進のようになりながら杓子山に向かう。時刻も一番辛い深夜帯。

ありえない高さに連なるライト。あれが杓子山?とドン引きするも綺麗だった。

二晩目だよ。おっかさん。

つづく。