こびとく日誌

クツをつくりながら考えたこと。晴耕雨読な日々のこと。

フェアウェル

シネコヤさんにて。
farewell-movie.com

アメリカで暮らすビリーは中国にいる大好きなおばあちゃん"ナイナイ"が余命3ヶ月と知って会いに行く。親戚一同はビリーの従兄弟の結婚式をでっち上げ、それを口実にナイナイのもとに集まる。だけどナイナイ自身には病気のことも余命も告知せず内緒。

アメリカで育ったビリーはそのことにどうしても納得できない・・・。

本人に告知しないのはアメリカでは違法行為だ!と親戚に詰め寄る・・・。

 

おばあちゃんっ子だったわたしなので、辛い結末が待っている映画だと嫌だなぁと思い、観るかどうか迷ったけれどビリーはどうするのか?告知はされるのか?ナイナイはどんな風にビリーに接するのか?などなど

気になったので観に行きました。

東洋と西洋の考え方の違いが浮き彫りに。

ビリーの叔父がこう言います。

『西洋ではその人の命はその人のもの、東洋ではその人の命は全体の一部だ』

なんとなくわかります。この考え方。

日本も東洋だし。

 

ナイナイがビリーに『あたたかくして』と注意するシーンがあって昔読んだ小説を思い出した。

kobitoku.hatenablog.com

ビリーがアメリカに帰る日、ナイナイがビリーに『man man zou』と言うセリフが聞こえた気がした。
別れ際の慣用句だから字幕には出なかったようだが。

 

『フェアウェル』というタイトルの意味は"告別する""さらば"ということらしいがもともとはfareいく wellうまく首尾良くという二語だということで「運にまかせて進む」や「(人生を)うまくのりきれ」という意味があるとの記述を見たのでこっちの意味だと理解したい。

ネタバレになってしまうがラストでにっこりできる結末が待っています。

悲しいストーリーじゃなくて良かった。

 

シネコヤさんではただでさえ少ない席数をさらに減らし、予約制で営業されています。

わたしが伺った日も観客は3名。

公共交通機関を使わず自転車で行けるのもよい。

プラスチックの海』も観に行こうと思っています。

 

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今週末のITJではマイカップの他に"マイボウル"も推奨とのことなので100均でシェラカップ風の持ち手が畳めるカップを購入しました。

これならホットドリンクも塩かつおうどんもしし汁もいけそう。