帰りの新幹線まで少し時間があったので21世紀美術館へ。

わたしのお目当ては『ムーミン展』

小説の挿絵や絵本の原画はカラーのものよりインクや鉛筆で描かれたモノクロのものがとても良かった。
日本の浮世絵と並べられた展示もおもしろかった。
トーベ・ヤンソンが来日したときの富士屋ホテルや山の上ホテル宛に書かれた礼状も展示されていて日本滞在中にさらさらっと描いたスケッチも良かった。
ムーミンと言えばわたしら世代にはおなじみのアニメ。再放送もされているから下の世代の人たちにもお馴染みですよね。けれどもストーリーをしっかりとは覚えていなかった。
展示はムーミンの9つの小説をそれぞれ解説、挿絵を展示していたのでじっくり観ました。
えっ?ムーミン谷に彗星がぶつかりそうになったの?
火山が噴火し、洪水になり、ムーミン一家は流され、ちょうど流れてきた劇場に移り住む??
こんなに災害に襲われていたとは知らなかった。
そしてムーミンパパが主役の巻では様々な冒険をするけどムーミンママと出会ったことでもう冒険を「あきらめた」と告白するパパ。
ちょっと衝撃でした。(結婚が人生の墓場的に捉えらえているような・・・)
と意外にも大人っぽいお話だったんだなぁと。

大型台風のせいでハセツネは中止が決定。
今日はムーミン谷の物語に浸ろうと思います。