こびとく日誌

クツをつくりながら考えたこと。晴耕雨読な日々のこと。

海獣の子供

ボヘミアンラプソティーを夫婦で何度も観たりしていたらいつの間にかシネマポイントが貯まっていたようで無料で一本観られるということで(でもポイントは今月末で消失)慌てて物色した中から『海獣の子供』を選びました。予備知識も何もなく映画館に向かいました。

上映が始まって、この映画の舞台が湘南だったのだと知る。
出てくる水族館は新江の島水族館だし腰越漁港も。あれは片瀬漁港の赤い灯台かしら?あの赤い橋は極楽寺
急に身近で楽しくなってきた。

海の中の映像が綺麗で迫力あって。アニメーションだから自由自在。
でもストーリーには難解な部分もあり????あの人たちは悪い人?
勝手に想像したストーリーとはまるで違うテーマだったかも。

人間もクジラみたいに言葉以外の手段でコミュニケーションが取れればいいのに。
それはわたしがいつも思うこと。言葉で伝えるのは難しい。文章もしかり。
ゆっきんがいた頃は言葉がなくても伝わるなと思えてた。ゆっきんがいない生活が長くなってまたダメになってる。

映画の話に戻ろう。
大量の深海魚が打ち上がるショッキングなシーンを見て、先月材木座に打ち上がったクジラのことを思い出す。
世界のあちこちでそんなニュースがある。
わたしたちが気づかないうちに海の中では地球上では変化が起きている。きっと気づいたときには遅すぎるのだ。
この映画は自然環境の破壊などがテーマではないけれどそれを感じずにはいられなかった。
あとから原作コミック全5巻のうち1巻だけを読んでみた。映画だけではわからなかったところが少しわかった。ジムのタトゥーの意味とか。
映画化するにあたって変えたり、省略したり付け加えたりすることの選び方ってとても難しいものですね。
それでも映画館のシートに身を置く時間は格別で、最近はめっきり減ったけど読書の時間も楽しもうと思った。物語の中に埋もれよう。
それには最適な今日の雨。

今日の冷たい雨は巣立ったヒナたちの最初の試練になっているのかな。(画像は巣作りの場所を探していた親鳥。先月のアトリエkikaにて)