こびとく日誌

クツをつくりながら考えたこと。晴耕雨読な日々のこと。

岳沢トレイル

二日目のスタートは河童橋
初日よりさらに晴れてくっきり

岳沢湿原では昨年のGWはオシドリがいたっけ。

岳沢小屋までは4キロくらいだそうです。

トレイルに入ってすぐにゴゼンタチバナがお出迎え。これも昨年蝶ヶ岳で覚えた花。

歩きやすいように整備されているのが伝わってくるトレイル。
かといって整備されすぎていないのがいいです。こちらでもミソサザイ、メボソムシクイの声。

穴から信じられないくらい冷たい風が吹いていて驚く。穴の中をのぞくと氷が張っていた。こちら以外にも突然冷たい空気を感じられる場所がいくつかあって高山とは思えない暑さに喘ぐ身体に清涼感をもたらす。

そして突然開ける!西穂高展望所。
感動してこのあと数分おきに写真を撮りまくるがほとんど同じ写真にしか見えないので割愛します。

スパッと垂直に切れているのが天狗岩。
天狗のコルとかジャンダルムとかわたしには一生縁はないと思います。

かわゆいクルマユリが迎えてくれたら小屋までもうすぐ。
最後は浮石の多い涸れ沢のようなところを通過。

この一年ずっと岳沢小屋のブログを読んでいたのでこの瞬間に感動しちゃった。写真でしか見ていなかったところについに来た!

デッキでくつろぐ風景も現実のものに
今回の目的地は小屋ではなく、その先の天狗沢。そこがお花畑になっていると知り見てみたかった。
山と高原地図には載っていなくて小屋のスタッフさんに行き方を尋ねる。
すぐですよーと簡単に教えてくださったがほんの10分ほどの道のりだけど、ま、わたしにとってはこわごわのところもあり・・・

前日登った焼岳も見えて、その奥には乗鞍岳も!
大正池も見える。上高地を見下ろす絶景。
そして打ち上げ花火のようにシシウドが咲いている。

ハクサンフウロヤマハハコ、トリカブトクガイソウみたいのも。ただお花はここのところの暑さに喘いでいるようにも見えた。シシウドは元気。
表現が貧しくてアレですがアルプスの少女ハイジの世界

岳沢小屋は前穂高岳奥穂高岳登山の経由地でありますが登山しなくてもこんな風に小屋までのハイキングとして半日コースで楽しめるのでした。天狗沢のお花畑は絶対おすすめです。
岳沢小屋からはホシガラスが飛び交うのが見えました。ホシガラスが日常の風景。すごいな。