こびとく日誌

クツをつくりながら考えたこと。晴耕雨読な日々のこと。

A2からA6忍野まで

A2を出て次に向かうは竜ヶ岳。時刻はわたしの鬼門の丑三つ時とあってしんどかった。
もう登りは終わりかな〜と思ったところが端足峠で、とんでもない、ここからが本格的な登りの始まり・・・
このときは割と低いところに月があって山に寄り添うようにでっかく燦然と輝いていた。竜ヶ岳山頂からの夜富士も見事。しかし、がっつり登った分、竜ヶ岳の下りも辛かった。とにかく長くて。4年前のSTYのときは元気に下ったような気がするが今回はダメダメ。
本栖湖畔で日の出。
湖畔のロードでマキさんが追いついてきた。てっきりずっと先に進んでいたと思っていたらA2で仮眠をとっていたのだとか。んーわたしも寝た方が良かったのかなぁ・・・
一緒にA3本栖にin。
ここのエイドには仮設じゃない常設のトイレあり★手や顔も洗える♪
仮眠室は男女別の小さな個室。満員ぽかったがどうだったのだろう。
ゆば丼は売り切れてなく、早速いただく。インスタントコーヒー、コンソメスープなどお湯をもらえば溶かして飲めるものもあった。コンソメスープはエイドではヒット商品だと思う。

マキさんと一緒にエイドを出る。「ここの裏山がきついんだよね〜」
鳥のさえずりいっぱい。新緑がまぶしい。ここの登りで少し休むというマキさんと別れる。彼女の方がスピードがあるからまたどこかで一緒になれるはず。わたしはわたしのペースでいきます。

前を行っていた香港?のランナーさんが教えてくれたnice view!1000円札富士。ここで写真を撮り合う。こんなこともあろうかとラジオ講座(英会話タイムトライアル)で練習していたShall I take a picture for you?はとっさに出ず・・

こちらの山もきれい!

パノラマ台より。

A4精進湖民宿村77kの手前。
A4でドロップバッグを受け取る。ライトの電池交換、補給食の補充、Tシャツ、靴下の着替え、スマホの充電などやることをメモしていた割には段取り悪く時間がかかる。てか、ここのエイドはあまり落ち着かなかった。はみがきしようと歯ブラシセットをドロップバッグに入れていたのだけど水道が使えないとのことではみがきできず。女子用の控え室があると教えてもらいそちらで着替え。でもここも狭かった。
朝ごはん用に入れておいたカップパスタを食べる。そのあと5分だけ転がる。
ここで再びマキさんと合流。一緒に次のエイドを目指す。

トレイルから出たらロード。ここからも富士。
氷穴までのロード区間は強い日差しの中。ほんとはここで走って時間を短縮したかったのだが走れない。
20メートル歩いて20m走る、みたいなことをしながら進む。全歩きよりましでしょう。
だけどだんだん30m歩いて10mしか走れないといった感じになってくる。マキさんとの差も広がっていった。
途中、鳴沢氷穴のトイレにin。ここはウォッシュレット付きのきれいなトイレ。ここでスッキリしたわけですが実はわたしは見てはならないものを見てしまった・・・。詳しくは書かないけど、んー相当内臓やられてます。この先進んで本当に大丈夫なのかしら。

和田山へのトレイルはほとんど歩き。暑い。
河口湖畔に下りる下りはマキさんに引っ張ってもらう。自分の下りの下手さに嫌気がさす。だんだんネガティブな思考が多くなってきてる。
A5勝山94Kでおにぎりと味噌汁をいただく。小さく握った塩むすびとふりかけをまぶしたおにぎり。補給は全然足りていないと思うけど受け付けないわけではない。多少は食べられている。ここでやめるのはなしだ。ここのエイドは広くて寝そべるスペースもゆったりしていたので毛布の上で10分転がる。面倒だけどシューズも脱いだ。たった10分だけど起きたらスッキリしていた。マキさんより先にここのエイドは出た。少し予定より時間がおしていたのでここから巻き返したいと思っていた。今の状態だと夜間はあまり進めなくなりそうで昼間のうちに距離を稼ぎたいと思ったのだった。しかし、市街地の中はとても暑くて思うように走れなかった。
途中コンビニで白くまバーとおにぎりを買う。白くまバーを食べながらロード区間を歩く。
あとで調べてみたが白くまバーは152kcal。ジェルよりカロリーがある。なかなかいい補給食ではないか。
A5からA6忍野113Kまでの区間は19キロあり、ロード区間だときいていたが実はエグい登りのあるトレイルも混じっていた。特に後半の忍草山!眺めはいいが登ったあと下りも長いし、もう終わりと思ったらまたガッツリ登るし。罰ゲームのように市中引きずり回されている感じ。時間を短縮できる区間と思っていたのは大間違いで逆に予定より時間を食う区間なのだった。
この辺りから心身ともに疲労がピークになりつつあったがそれでもきららまでは行く、きららで仮眠すればなんとかなるかも、とA6では長居をせず早めに出発すると決意。
A6でコンビニおにぎり&コンソメスープ。 大丈夫、まだ食べられてる
装備品チェックもあったのにA6での滞在は23分。健気に頑張ってます。
しかし、日没を迎え、この先がとってもとっても辛い区間となるのだった。
つづく。