こびとく日誌

クツをつくりながら考えたこと。晴耕雨読な日々のこと。

20分で日本百低山

40パーセント治りが早くなる!ということでこれまで20回以上せっせと超音波通院。
超音波治療の時間は20分。ただ座ってじっとしているだけなので読書の時間に当てました。
毎回ページを開いていたのは小林泰彦氏の『日本百低山』
山と渓谷』に「低山徘徊」というタイトルで1979年から長期に渡って連載されていたものをまとめたもの。小林氏によると低山とは日帰りで歩くことができ、危険がなく、特別な技術はいらず、並の体力があればだれでも歩ける山のこと。この本では標高は1500m以下と定義されています。
小説と違ってどこから読んでもよく、毎回、超音波治療の20分の間3~4つの山旅。
ハセツネでおなじみの奥多摩三山、三頭山、御前山、大岳山も紹介されているし、我らの金時山、大山、塔ノ岳など丹沢の山も登場します。長者ヶ岳、身延山、石割山、大洞山、これから登ってみたいなーと思っている中央線沿線の扇山や高畑山。知った名前が出てくると嬉しい。その山が小林氏のイラストで紹介されている。
写真と違ってイラストのいいのは敢えて柵を省略したり、登山者の姿をアレンジしたり若干の創作ができること。写真はそのまんまを写すしかないけど絵はそのまんまだけどそのまんまじゃない。そうそう!富士箱根トレイルを進むとこんな風に後ろに富士山の頭がでっかく見えるのだ。2017.6月

イラストもさることながら文章も楽しい。例えば伊豆の城山〜葛城山〜発端丈山の縦走は『岩壁に始まり、海に飛び込むようにして終わる。このコースのおもしろさはまさにここにある』とあります。思わず、そうそう!と手を打ちそうになる。(野鳥の会メンバーと歩きました→中伊豆三山

紹介されていた中で最も登ってみたいなぁと思ったのが"遥かなスコットランド"と紹介されていた七時雨山
名前も素敵だし、高原のこの場所にふさわしい山荘があるという。
この山域でトレランレースがあることはきいたことがあったけど→
この好ましい山荘がスタートゴールなのだと知った。
トレランレースのエントリーは"ポイント"に翻弄されがちだけどもういい加減ポイントの呪縛から逃れて、行ってみたい場所に行くようにしたいな。

本日も超音波治療、7週間目のレントゲンの予定。もう百低山は制覇したので何読もうかな。