こびとく日誌

クツをつくりながら考えたこと。晴耕雨読な日々のこと。

下駄骨折

先日、芦ノ湖の湖畔の遊歩道を走っていたときにグネッとなり転倒。何度か捻挫を繰り返している左足で瞬間に「またやってしまったー」と思ったのですがどうもこれまでとは違う・・・。
小指側の骨だか関節だかが飛び出してしまったかのような感覚あり。
シューズ越しにその辺りを触ってみると腫れているようでもあり、明らかにそこが痛いのがわかる。
これはまずいパターン・・・
その場で少し考えたけど箱根町まではまだ7キロくらいあり、湖尻まで戻るのは4キロくらい。
湖尻まで戻って桃源台からバスに乗るのがいいと判断する。しかしそのときは4キロも戻れるんだろうか、わたし?という感じ。実際にはバス停まで6キロ近くあったと思う。
仲間は先行しており、電話をしてみたが走っているので繋がらずメッセージで戻ることを伝えた。圏外じゃなくて良かった。
それにしてもあまりに足をつくと痛いので枝を拾って杖代わりにする。万が一に備えてストックを持ってきていることもあるのだけどこの日は持っていなかった。やっぱりストックは使わなくても携帯した方がいいな。
枝の杖のおかげで少しまともに歩けるようになった。そのうち仲間も戻ってきてくれた。合流後は荷物を持ってもらうことができて楽になった。
2時間くらいかけてやっとバス停に到着。バスの運転手さんに「この棒もいいですか?」ときくとうなづいてくれたので杖にした枝も一緒に乗車。バスに乗っている間に悪化したようで湯本駅についたあとはほとんど歩けず仲間に車で送ってもらう。
そのまま病院へ直行も考えたがオールナイトランのあとで汗臭く汚れているし、木の棒を持って病院の待ち合いにいられるわけもなく、一旦帰宅してシャワー浴びて着替えたのち近所の整形外科へ。こんなの持って病院行ったらびっくりするよね
病院へはウルトラディスタンス(軽量三つ折り)ではなくてうんと昔に購入した山用のストックを持って行った。

問診の時点で診断は下されていたようでレントゲン撮る前から「あー、これはギプスだね」と宣告されてしまう。レントゲンの画像をみながら「下駄履き骨折って言ってね・・・」と説明を受ける。よくあるケースのよう。そのあとは包帯巻かれ、ギプス当てられ、身長をきかれ、ハイ、松葉杖の練習です!とのこと。
「なるべくエレベーターやエスカレーターを使って欲しいのですけど階段の練習もしますか?」ときかれ「じゃ、お願いします」と答えると病院の外階段に連れていかれ、ケンケンで登って!と指示される。
よく高齢の人が骨折すると寝たきりになるといいますが、確かに松葉杖で歩くのは高齢者には無理。
松葉歩行は思っていたよりずっと大変でした。
ということでこれから一ヶ月松葉杖生活となりました。
今日は四日目。かなり不自由しているし、一切の運動はできず、靴つくり作業も頓挫。
ブロガーの端くれとしては骨折日記を書くしかない。
よくあるケースのようなのでどなたかの役に立てればと・・・
『下駄骨折』で検索するといっぱいヒットします。

ちなみにギプスは朝晩はずして湿布をとりかえることができ、シャワーOK。Uの字型のものです。
今のこびとくには他に話題がないので下駄骨折日記はしばらく続きます。
それにしても整形でおばあさんに席を譲られたのには苦笑。でもお言葉に甘えてしまいました・・・