こびとく日誌

クツをつくりながら考えたこと。晴耕雨読な日々のこと。

富士山の下のほう

御殿場口新五合目1450mスタート
10分で茶屋
なるほどこれが話にきいていた砂礫
確かに足への負担大きい。いいトレーニングになる。

二ツ塚下塚に登ってみました
大変そうに見えたけど5分で登れちゃう

とにかく眺めがいい!
山中湖があれということはあの左端が杓子山
あの先まで行くんだよね?(T^T)

気を良くして二ツ塚上塚(1929m)にも登ってみましたが
これがとても急な上、アリ地獄で大変だった! (地図のCTは上り30分)
下に見えるのがさっきまでいた下塚

振り返ると富士山近い!
おにぎり食べながらしばしゴロ寝

下りて振り返ったとこ。左、上塚、右、下塚。
ベニイタドリがきれいです

西部劇を思わせる風景を進んで行くと宝永山が見えてくる
吉田口からの富士山しか知らなかったのでとても新鮮でした
上ったのは2000mくらいまでで横移動。御殿庭へ。
盆栽的な世界 風景がガラリと変わるのがおもしろかった

気持ちいい樹林帯の須山口登山道
ゴジュウカラやメボソムシクイの声が聞こえた

須山御胎内まで駆け下りたあとの上り返しは大変だったけど幕岩へ
幕岩は看板がでっかく景観を乱していたので画像はなしです
溶岩地帯のここではきれいな紫の蝶をみた(コムラサキでした)

最後は軽快に砂走りで新五合目に戻る
刻々と変わる風景、起伏、植生、風穴、巨岩 いろいろ楽しめて最高でした
しかも全然ひとがいない!


富士山自然休養林のmapを見てからずっと行きたいと思っていたコース。2013年のUTMFのコースとも重なっています。
あの年、太郎坊エイドで応援していました。選手の皆さんは砂礫の斜面を駆け下りてきたっけ。
昨年、富士宮で関門アウトのあと、やはり太郎坊で応援しました。2013年とはコースは異なり、霧に覆われた砂礫の斜面を選手の皆さんは上ってきていました。下界と違い気温も低く、しかも霧で視界不良。踏ん張ると足元から崩れてくるような砂礫の斜面。追い討ちをかけるように雨。リタイア直後のわたしにはそこは恐ろしい場所に思えた。
仮に富士宮の関門を抜けられたとしても自分はこの太郎坊でリタイアしたのではないだろうか。こんな恐ろしいところを抜けて先に進む自信は到底無いと思った。
・・・・・
今回、梅雨明け直後のすばらしい晴天にここに来てみて本当に良かったです。
あのとき恐ろしい場所と思ったこの場所も全く印象が違ってた。
先日の田貫湖キャンプの際の天子山地もそう。
ビビリのわたしには怖い場所がいっぱい過ぎるUTMFコースですがこうやってレースじゃないときに訪れてみると全然ヘーキ。どこも大好きな場所になります。
本当言うとレースはあまり好きじゃない。スピードを競うのは向いていない。
だけどチャレンジは胸躍る。
できなかったことができるようになる。一歩前へ進む。
靴つくりと同じで近道などなく精進するのみ。自分らしく。
同じく頑張っている仲間もたくさんいて、それが嬉しいのです。
暑いけどみんながんばろーね。