こびとく日誌

クツをつくりながら考えたこと。晴耕雨読な日々のこと。

逆周りのハセツネで

午後8時武蔵五日市駅スタートでハセツネコースを逆走で一周してきました!→Okutama Night Stage!
昨年4月に半周はしたけど一周するのは初めて。当初20時間で一周の予定がなんと23時間近くもかかってしまった。
でも時間が長ければ長いほど今は練習になるので充実した時間でした。
他ならぬUTMFのトレーニングのために参加したのだけど、実は密かに楽しみにしていたことが二つありました。
ひとつは日の出山からの夜景
しかし、これは雨のため残念ながら何も見えずまっくら。
そしてもうひとつの楽しみは夜明けの鳥たちのさえずり★
バードウィークですもん。きっとたくさんのさえずりが聴こえるハズ!
御前山避難小屋で休憩していたときはまだ真っ暗。
そのあと歩き始めてしばらくすると空が明るくなり始めた。でもまだ日の出前。
一昨年の5月の経験があるので今か、今かと耳に集中しながら歩きました。
明るくなる前に誰かが第一声をあげるはず。
そしてキター!!
やっぱり暗いうちから鳴き始めました。(声の主はよくわからなかった)午前4時40分くらいだったか。
そのあとはすごいです。
ものすごいです。
一昨年も思ったけど、鳥たちのオーケストラ♫です。
スゴイ、スゴイ、と泣き笑いしそう。
特にキョロンキョロ〜ンと鳴くアカハラの声がよく響く。初めて生で聴いた声だけどアカハラ!!!ってわかりました。
そこにツツドリのポポ、ポポ、ポポという音が入ってコマドリのヒヒンが重なって、ウソの甘いささやきとゴジュウカラのフィフィフィフィフィ〜という大きな声。カラ類のツピツピツピも右から左から上から降り注いでくる。
ときどきシンバルみたいにカケスのジャーッが鳴る。
特徴のある声しか識別できないけど他にも聴こえるたくさんの声。
こんなにたくさんいるんだ。こんなに。
だけど一羽も姿が見えない。
明るくなってくると不思議と元気になる。眠くてフラフラだった足取りも鳥たちの声を聴いていたら軽くなった。
快晴の朝、三頭山からの富士山。
奥多摩湖の上には雲海が広がっていた。
やわらかい、明るい新緑のカーテンをかきわけるように進んで行く。両側には絶妙のオレンジというか紅色というかのヤマツツジ。足元にはチゴユリがいっぱい。
早朝の山のなんという気持ち良さ。
こんな朝をもういっぺん体験できるなら・・・もう一周できるかも!?
と1ミリだけ思いました。

Road to UTMF