こびとく日誌

クツをつくりながら考えたこと。晴耕雨読な日々のこと。

滝を見にいく

紙型、製甲、底付けを分業じゃなくて、全てひとりでやっているのですが"ダシ縫い"だけステッチ屋さんにお願いしています。(自分で縫うときもあるけど)実はこれまでに取引をしていたステッチ屋さんは次々と廃業が続き、そのたびに別のステッチ屋さんを紹介していただきと転々として現在に至るです。今お願いしている職人さんはお元気ですがやはり高齢なので心配。「血圧も正常、コレステロールだけかな」との言葉にホッとしていますが。いつまでも現役でがんばっていただきたい。
そんなステッチ屋さんのある町の映画館へステッチ縫いついでに『滝を見にいく』
紅葉&温泉のバスツアーに参加した7人のおばちゃんたちがまぼろしの滝を見に行く途中で山の中で道に迷う話です。ストーリーはコチラ→(7人の愛称がカワイイ)
遭難して一晩を山の中で過ごす。
正直、紅葉シーズンにあの格好で夜過ごすのは無理があるんじゃないかとも思うのですがそのあたりのことには目をつぶって・・・おもしろかったです。
おばちゃんが7人、束になればもう怖いものはなにもないのではないかと。
慌てふためくことがないのが心強い。
村上春樹さんが「あんまり自分のことを自分で"おばさん"って呼ばない方がいいですよ」と言っていたので呼ばないようにしていましたが、こういう強さを手に入れられるならいいんじゃないか、と思いました。
おばさんでもおばちゃんでも。

というわけでわたしの中ではおばちゃん解禁〜
(解禁もなにも年齢的には充分なのですがね・・・)
何かふっきれた映画デシタ。