こびとく日誌

クツをつくりながら考えたこと。晴耕雨読な日々のこと。

日の出山で日の出

先週末、ハセツネコース後半部のナイトツアーに参加しました。

武蔵五日市駅からのバスの中はわたしたち以外にも夜の試走に向かうランナーがどっさりで修学旅行バスのよう。バスの中にワクワク感が充満しておりました。
仲の平でバスを降り、トイレを済ませて準備、スタート♪
今夜は帰らなくてイイ!
朝まで遊べる♪♪
めったにないチャンスです。

稜線に上がるまではそこそこハイペース。すでに汗だく。
ハセツネコースに合流したら、三頭山〜御前山〜大岳山と奥多摩三山を超えてさらに御岳山〜日の出山〜武蔵五日市駅までの40キロです。

40キロ

こんな距離もフツーに口にすることができるくらいには成長しました。
今回のツアーはこの距離をハセツネサブ18時間ペースで進みます。
サブ18なんてわたしにとってはまだまだ高い壁。でもどこかに突破口があるのなら探したいとこのツアーの参加を決めました。
過去のハセツネ参加で自分の苦手なパートはよくわかっています。
三頭山はまだ元気だから登れるけど、御前山のながーい登りがダメ。
岩場など足場が怖いところが全くダメなので大岳山(特に下り)が鬼門。

今回のツアーでは必死に前についていき、御前山は休憩なしで一気登り
ひとりなら何十回も休むところです。
大岳山の下りの最後の方に出てくる大きな岩。しゃがんでも足が届かず、どうやって降りたらいいか、ふえ〜〜んと半泣きになるあの岩のところは途中で身体を反転させ、後ろ向きになるとあれっ?難なくクリアー
危ないところはしゃがんではダメなんだそうです。
岩のぼりは手を押すようにつくこと!

恐怖心ばかりが先に立つ恐がり、ビビリは簡単には克服できないけど、それでも少しだけ目の前が明るくなった気がしました。
満天の星を眺め、樹々の間からは東京の夜景。
稜線にピューピュー吹く風にさらされ凍えるような瞬間も。
そのうち鳥の声がしてきてしらじらと夜が明けてくる。
日の出山到着は午前5時18分。そう、サブ○○とタイムのことではなくてここで日の出をみるのが目標。
フェイントでこのツアーで見られちゃうなって思っていたら、あいにく日の出は雲の中。
トレランの神様に本当に見たい景色は自分でつかみとれ!と言われました。
攻略法はいろいろあるけれど、最後は「気持ち」ですね。
がんばりまーす!!