こびとく日誌

クツをつくりながら考えたこと。晴耕雨読な日々のこと。

花崗岩

夏の間はビーチランをすることが多かったのですが、砂浜に筋状にキラキラ光る砂をよくみます。
砂金!?
なわけないので、調べてみると"黒雲母"らしい。これは花崗岩に含まれるもので境川流域には花崗岩がなく、河岸の砂にも雲母はみられないことから相模湾から供給されたものと考えられるとのこと。
つまり片瀬西浜、東浜付近のキラキラ砂の帯は境川から流れてきたものではなく、他の川から相模湾に流れたものが打ちあがったものであるってこと。
他の川っていうのは相模川とか酒匂川なのかな?
丹沢山地花崗岩が川を下って相模湾に注ぎ、それが片瀬西浜、東浜へ辿り着いているらしい。

で、先日の畦ヶ丸にて・・・
大小のこの石がびっしりありました。
柔らかくて割れやすい感じのこのごま塩模様の石。
これが花崗岩かな〜と思い、持ち帰りました。
ビンゴ!でした。
畦ヶ丸の登山道ではこの花崗岩が風化し砂状になった"真砂"がよく見られるとのこと。まさしくその真砂を踏みしめながらの登山でその真砂が崩れやすい足元を形成しており、やっかいでもありました。
ちなみに花崗岩玄武岩とともにどこでもみられ、珍しいものでは全くありません。
御影石と言えば、誰でもああ、あれね、と思い浮かぶものですね。

西丹沢は地殻の中核になる花崗岩類が露出していて、これが侵食に弱かったために東丹沢に比べなだらかな山容になっているそうです。→ヤマケイオンラインより
地元の海と山はつながっている。
そんなことを再認識した畦ヶ丸登山でした。
そして山というのは火山活動でできたものなのだということを思い知らされることになった週末の御嶽山の噴火。ニュースをみて47火山という言葉をきき、どの山が活火山なのかほとんど知らなかったので調べてみてびっくり。
トレランレースが開催されている山も含まれています。
もちろん、箱根や伊豆も。
決して自分とは無縁じゃなかった・・・
昨夜、母から「行ってないよね?(御嶽山に)」という電話があり、「行かない、行かない、心配ご無用」と返していましたがこの土日は奥多摩の山でオールナイト練習していたので電話は通じない状況になっていて心配かけていたようでした。
専門家がリスクを考えるなら行かないこと、とコメントされていて確かにそれが一番有効ではあるけれど、それではあんまりです。
ヘルメット持参は対策のひとつとしていいのかなとは思った。
あと登山届けは自分の捜索のためにということより、誰かの捜索のためにも必要なのだときいたので(探すために同じコースを通った人にみかけなかったか?ときいたりできるから)自分は大丈夫と思っても提出した方がいいです。
わたしは山に関しては全くのシロウトなのでこれからも山のベテランさんにいろいろ教わっていきたいと思います。