こびとく日誌

クツをつくりながら考えたこと。晴耕雨読な日々のこと。

海の見える街

畑野智美さんの『海の見える街』読了。
市立図書館、児童館で働く20〜30代の男女4人の物語。
4人それぞれの描写がとてもいい。
中編の連作集だけど、独立しつつ、ちゃんとつながってい読みやすい。
マメルリハ(インコ)を飼っている草食系男子の本田くん。
子供の頃、少しイジメにあった経験もある日野さん。
この二人のことがわたしにはよくわかる気がした。

実はわたしも図書館で働きたいなーと憧れを持っていて、数年前に職員募集に応募したことがある。
若干名の募集のところ、応募したのは150名以上・・・。
人気なんですね。

この本を読み終えて、カバーの絵をあらためて見るとなんだか見覚えのある海辺の風景。
あれ〜?もしかして・・・
と思って裏表紙を見たら江の電が!!(バーコードが景観を乱してる〜)ってことは小説の舞台は腰越図書館?!(いつも行くところなのです))

海のみえる街に住んでそこの図書館で働く。
これもまたひとつの夢かもしれません。