こびとく日誌

クツをつくりながら考えたこと。晴耕雨読な日々のこと。

早朝の鳥

セントラル広場を過ぎて清水越に向かう途中のトレイルで、まだ辺りも暗い午前4時20分に最初の鳥の鳴き声を聴く。よく通るこの声はソウシチョウのものだろうか・・・?
ウグイスが鳴き始めたのが午前4時30分。
そのあとはもう、すごかった。
大合唱!!というか鳥のオーケストラ♫もうライトを消しても平気!

わたしが声でわかる鳥は少ない。聴き取れたのはヤマガラエナガ、ヒガラ、アオゲラ、カケス、コジュケイなど。
クロツグミがいたかもしれない。センダイムシクイも?キビタキはどうだったか・・・?(わかりませーん)
識別の方はさておき、とにかくすごい鳥たちのさえずり。
トレイルでの夜明かしはハセツネで経験済みで、あのときも夜明けと共に鳥の声が聴こえてきた。でも今回はあのときよりもっともっとたくさんの声。何これ〜?!って言うくらいの大合唱!!というかオーケストラ。(しつこい)

ハセツネは10月。そう、繁殖期からははずれています。
そして今は鳥たちの繁殖期。多分それでこんなにもさえずりが多く聴かれたのでしょう。
ちなみに多くの鳥の繁殖期は4〜6月だそう。鳥によっては3月からはじまるものもいるし、7月8月まで繁殖期のものもいます。カワウのように11月〜6月までという長い期間のものも。いずれにしてもこれからの季節がメインなのは確か。
南から渡ってきた夏鳥のさえずりが聴こえ始めるのがこの時季だそうです。

そんなさえずりの大合唱の中でポポ、ポポ、ポポと不思議な音が鳴っていました。
まるで電子音。近くに何かの施設があってそこから聴こえてきているのかと思っていました。もしくは送電線のようなものから聴こえてきてる?って勘違いしていたおバカなこびとく。
そんなわけないか、と思い直し、考えたのはキツツキ類の木をつつく音ではないかってこと。
帰ってきてから、アカゲラの声なども調べてみるも全く違う。
この日のコースだった最乗寺の森と21世紀の森は「神奈川の探鳥地50選」なのでそこで見られる鳥のリストを調べてみた。どちらも夏鳥がよく見られる場所。その夏鳥のリストの中に・・・・

ツツドリでした!!

その姿はなかなか見られないこともあって全くノーマークだった鳥。
この声です→
カッコウホトトギス同様、托卵する鳥だそうです。オーストラリア北部や東南アジアから渡ってきています。ポポポポは繁殖期のオスの声。もう忘れません。カッコウホトトギスツツドリ、あとジュウイチも姿や托卵の習性はそっくりなのに声がそれぞれまるで違うというのがおもしろ〜。

とにかくすばらしい朝でした。