こびとく日誌

クツをつくりながら考えたこと。晴耕雨読な日々のこと。

IZUのおもてなし

ITJが終わって思い出すのは楽しかったことばかり。きつかったこと、つらかったこと、ゴール前、「もう二度と出るか〜」と思ったことなどはすっかり忘れてしまった。
もちろんレースも楽しかったが、大好きな伊豆で前泊付きで楽しめるトレイルジャーニー(旅)ってところがわくわくだった。ただし、小さな松崎という町に1500人集まるレース、第一回目の大会ということで少し不安もあった。車で行く人は修善寺の駐車場に停めて大会シャトルバスで松崎に向かうことになる。そのバスは30分ごとに全14便。バスの定員は40名とあった。40×14便だと500人程度しか運べないぞ・・・。東海バスに問い合わせてみると各便バスは1台しか出ないとのことで乗れなかった場合は次のバスになるとのことだった。となるとボリュームゾーンをはずさないとバス待ちが大変なことになると判断し、早めに向かうことにした。(富士山マラソンのときの教訓)
第一便の12時のバスに乗車した。駐車場を出たときは10席くらいの空席があり、修善寺駅で満席になり、駅では数名が積み残された。河津のさくらまつりの影響で道路は混雑しているということだったが、ほぼ予定通りの時刻に松崎町役場に到着。バスから降りると数mおきにスタッフの方が笑顔で立っており、こちらへ、こちらへ、と誘導されるがまま装備品チェックコーナーへ。実にスムーズ。
この時点で不安は全て払拭された。充分なスタッフの数。歓迎ムード。
自然とこちらも笑顔になった。
受付も並ぶことなくすぐに終了。
そして開会式、前夜祭へ。コースの説明などがされる。ここで70キロだったのが実は75キロあった(笑)という話もされた。そして稜線では風速20m、台風並みの風が吹いていると脅かされる。軽食もまだ充分な量があり、お昼ごはんがわりにいただく。
開会式が終わり、バスで宿に向かう。バスはどこから?何時?という質問にも即答で答えてくれるスタッフ。ありがちな「あっちできいてください」というのがなく、誰にきいても応えが返ってくる感じがよかった。
バスは岩地〜石部〜雲見とそれぞれの温泉地に立ち寄りながら選手をおろしていく。感激だったのはバス停に着くと、宿のおかみさんたちが手を振って迎えてくれ、宿の名を言うと場所を案内してくれたこと。
わたしが泊まったのは石部温泉。強風の中、おばちゃんがずっとバス停の椅子に座ってバスの到着を待っていてくれた。

ずっと前に岩地に泊まったことあるけど石部もひとめで好きになった。夕食まで時間があるので近所を散策してみる。
三浦は”みうら”ではなく"さんぽ"だそうです→

宿に戻るとおばちゃんからみかんをもらう。ゴミ箱付きで。
民宿っていいなー。まだ他の人たちは到着しておらず、温泉にものんびり独り占めで浸かる。
そしてお楽しみの夕食♪
もちろん完食。

早朝6時というスタートにもかかわらず、予想以上の沿道の応援もあり、町をあげての歓待ムードがうれしかった。
宿で「奥さんも走るの?!すごいねぇ」なんて言われ、ほんとに松崎から修善寺まで走ってくなんて尋常じゃないよな〜とあらためて思う。
こんな素敵な体験をさせていただき、ありがとうございました!!