こびとく日誌

クツをつくりながら考えたこと。晴耕雨読な日々のこと。

爪下血腫

三浦半島縦断トレイルレースのときに両足親指の爪が死にました。
爪に外からの衝撃が繰り返し加わることによって生じるいわゆる血豆のこと、爪が真っ黒になるアレ。爪下血腫です。
ランナーなら誰しも一度や二度は経験していると思います。
こびとくも何度爪が剥がれたことか・・・。
爪の再生には半年くらいはかかるので今年のサンダルシーズンは絶望的・・・
とレース直後はビジュアル面だけを気にしていたのですが・・・。

レースの終わった当日夜は痛くて眠れないほど。
腫れており、靴下履くのも痛い。
とりあえず湿布を小さく切って貼ってみたり・・・。
特に左足がひどくて爪の下に溜まった出血らしきもので爪の下の皮膚が赤黒く腫れて爪が浮き上がっている。爪周辺の皮膚も同様に赤黒くぷよぷよに腫れています。
ここまでひどいのは初めてだったのでどうにかならないものかと調べてみると・・・
『ゼムクリップを針金状に伸ばし、先端をライターの火であぶって爪に穴を開け、血を抜く』という方法がみつかりました。
病院でもやってくれるようです→
もちろんビビリのこびとくには自分でやる勇気などないのでいつもお世話になっている皮膚科へ駆け込みました。
診察室でカクカクシカジカ・・・靴下を脱いで患部を見せると先生と看護師さん同時に「え〜っ」と絶句。
これはひどいねぇ」と先生はデジカメを取り出し患部をパシャッ
「これはどうしようもないよ。このまま治るのを待つしか・・・」と消極的な意見だったので『針金で爪に穴を開けて云々』の話をしてみると、「じゃあ、やろうか」ということになった。
ただし、爪に穴を開けるのはNGということで親指の先端の爪と皮膚の間の赤黒く腫れている部分にメスを入れることに。右は爪に穴を開けないと抜けない状態だったので左のみの処置。
切る瞬間は顔をそむけていたので何がどのように行われたかは不明ですが、切ったあとギューギュー押されて痛かったし・・・。当てられたガーゼが血まみれになってたらどうしようって思いましたが、いわゆる血ではなくも少し透明の液体が出ていたようで、割合きれいなピンク色にガーゼは染まっていました。
しばらく患部はイソジンで消毒し、軟膏を塗るよう指示され診察終了。
痛み止めと胃薬、抗生剤も処方されました。

血さえ抜けばうそのように痛みはひく、そう信じていたのですがその後はメスで切ったその傷口がジクジク痛みました。手を切ったときなんかもそうだけど先端の傷って痛いんですよねぇ。しかも何日も傷が塞がらず液体がじわ〜っと出続けていました。よってスイムも禁止令発令・・・。
痛いときってネガティブになりますね。こんななら切るんじゃなかった・・と思ったりもしました。
そして病院での処置から一週間。いつのまにか消毒→軟膏もさぼるようになり、傷口も塞がったみたい。痛みが消え、かゆみが発生。抜いた方の爪の色はピンクとは言わないまでもなんとかサンダル履ける感じです。一方抜かなかった右親指の爪はどんどん黒くなってきています。でも爪周辺のぷよぷよ腫れは引きました。ほっ。

足の親指って地面を蹴るのに最重要部分なこと、今回は身にしみて感じました。痛いときはずっと変な足のつき方してました。ちょっとした痛みでも痛いのはやっぱりつらいですね。
痛みに弱いタイプのこびとくですので、やっと春が来た気分になりました。

あちらこちらで梅が見頃に
ミツマタも咲き始めました♪