こびとく日誌

クツをつくりながら考えたこと。晴耕雨読な日々のこと。

カヤクグリってこれなんだー

最近、足繁く通う近所の森
そのときどきで出会う鳥は違うけど
なかなか目的の鳥に会えません
絶対いるはずなんだけど・・・

蒲の穂が爆発して綿毛がフワフワ舞っていました
昔はこれが蒲団の中味だったって本当かしら?

こんなにちいちゃい羽根は小鳥のものだよね?
ハトじゃないよね?


岩の斜面に見慣れない鳥がいました。その下はチョロチョロ流れる小川。
懸命に苔をついばんでいます。
双眼鏡で覗くととにかく地味。ベースは茶色。お腹はグレー。立ち止まった姿はプクーっとお腹をふくらませているよう。
そのとき下の方からアオジが近づいてきました。
同じように苔をつつきながら移動しています。二羽が至近距離になったそのとき、

パシッ

と手が出た訳ではないけれど地味鳥がアオジを威嚇して追い払いました。それ以降はアオジはちょっと離れたところで遠慮がちに。大きさは両者同じくらい。
もしかしたらこれがカヤクグリかなぁと思いました。先日、『何だそれー』って言ってた鳥。
帰ってから図鑑を調べたらやっぱりそうでした。図鑑よりかはお腹のグレーは明るい色だったけど。サイズはアオジよりちょい小さめの14センチ。日本にしかいない鳥。普段は高山にいて冬だけ低山の薮で見られるとのこと。
ここって低山というよりむしろ平地。でもいるんだな。薮から出てきてた。
まさしく偶然の出会い。
探鳥会で「出たよー」というのは引き出しにしまわないけど、この日の出会いは自分の引き出しにしまいました。