こびとく日誌

クツをつくりながら考えたこと。晴耕雨読な日々のこと。

石川はすごかった

今年はご近所のツバメマップを作ったことなどもあって例年よりツバメに注目。
ツバメをみると思い出すのは小学生の頃のこと。
「ツバメ調査」というのがあって町内のツバメの巣やツバメの数を一斉に調査した思い出があります。
ところが、我が町内では一羽もみつけられず、巣もひとつもなかった・・・。
同級生と「あった〜?」「ううん、ないね〜」と町内をぐるぐるした思い出が。
実家のある町は住宅街で商店は和菓子屋さんが一軒あるのみ。大きな納屋のあるような家もなかったのでみつけられなかったんでしょうね。近くには田んぼも畑もありませんでした。

先日、野鳥関連のサイトで『石川県ツバメ総調査』という文字をみつけました。
これはもしかして・・・・とページを開いてみると・・・。

なんとびっくり。石川県では1972年から小学6年生を中心に5月にツバメの一斉調査をしているということ。
そしてその40年分のデータはばっちり保存されています。
わたしが調査していたのはその一斉調査のごく初期の頃でした。
県全体で調査しているのは全国でも石川県のみ

そしてその40年前から現在ではツバメの数は三分の一に減ってしまっているということでした。(巣の数は半分に)
わたしには調査する子供の数が減っていることも気になりましたケド。
解説によるとこれはコメの作付け面積の推移によく似た傾向があるとのことでした。

2005年にはツバメサミットも開かれ、最近では調査のレベルもあがってきているようでツバメマップの制作やツバメのお宿シールの配布など独自のものも。石川の子供たちはツバメからいろいろなことを学んでいるようです。
わたしのバードウォッチングの原点はこの一斉調査だったのかもしれません。

同郷のみなさん、覚えてる??


おまけ。朝ラン中にみつけました。カノコガ
翅のもようが鹿の子です。おそらく羽化の途中だったと思われます。