こびとく日誌

クツをつくりながら考えたこと。晴耕雨読な日々のこと。

あらしのよるに

金田明夫さんの絵本ひとり語り「あらしのよるに」に行ってきました。金田明夫さんと言えば、名前を知らなくてもお顔をみれば誰もがああ、と思う様々な映画やテレビドラマで活躍中の演技派俳優さん。
そんな彼がひとりで朗読劇を演じます。いえ、朗読劇ではなく、"絵本落語"。

あらしの夜に、山小屋の中で雨宿りしたヤギのメイとオオカミのガブ。
真っ暗だったのでお互いの姿は見えず、食うものと食われるもののオオカミとヤギだということはわからないまま意気投合。次回は昼間に会おうと約束して別れます。再会のときの合い言葉は『あらしのよるに』。
現実にはありえないヤギとオオカミの禁断の友情。
ふたりは秘密のともだち・・・。
しかし、秘密というものは長くは続かないもので・・・・。

開幕し、拍手とともに金田さんが舞台に登場。
最初は観客の子供達だけで合い言葉「あらしのよるに!」を叫びます。次は大人の番。
金田さんの「合い言葉は?」という問いかけにあらしのよるに!!」と答える大人たち。のっけから観客全員の心をわしづかみにしてひとり語りは始まりました。
この絵本は読者の「もっとつづきが読みたい!」というリクエストに応え、現在は全7巻になっています。その7巻全部をときには歌やトークを交え、聞かせてくれました。
80分があっという間でした。楽しかった〜

絵本の読み聞かせというものを全くやったことはないけれど、挑戦してみたくなりました。
最後に金田さんも「皆さんもやってみてくださいね」とおっしゃってましたし。
この「あらしのよるに」はアニメーションになり、映画化もされたようですが、絵本版のあべ弘士さんの絵がやはりとてもいいと思いました。
(追記・4月4日よりアニメのテレビ放映がはじまるそうです→


この公演は「みらいフェスティバル2012」というイベントのひとつで会場の外にはテント出店の食べ物屋さんもズラリ。
移動スープ屋さんのkurumiさんで野菜いっぱいの豆乳スープを購入し、寒い中、ハフハフしながらいただきました。
やっぱ豆乳スープっておいしいね♪