こびとく日誌

クツをつくりながら考えたこと。晴耕雨読な日々のこと。

三浦海岸から十二所まで

極寒の日曜日、三浦半島縦断トレイルレースの試走会に参加。予報では一日雨冷え込みは金、土ほどじゃないにしても、どう考えても山を走るのに向いた日とは思えない・・。
だけど朝起きたら雨は降っていなかったので、とにかく集合場所へGO〜
驚いたことに集合場所の三浦海岸駅には30人以上のトレイルランナーが集まっていた!!!
そして冷静に考えてみると、こういう日に集まる人たちって皆それなりの走力を持った方々なのである。わーんわたし、間違っちゃった??

という訳で走力の違いというものは歴然とあり、終始、最後尾を走ることとなった。
三浦海岸を午前8時過ぎにスタート。最初は津久井浜までのビーチラン2キロ。金田湾といえばカモメ類が大群で集まっていることで有名で、ここは双眼鏡ぶらさげてのんびり歩きたい場所なんだけどまさか、カモメを蹴散らしながら集団で走ることになろうとは・・・。ちなみにこの日の画像はこの一枚のみ。なにしろ最後尾ゆえ、写真撮ってる余裕ありませんでした。どっちみちこのあと降り続く雨、みぞれで撮影は無理でしたが。

寒かったけどスタートして5分もすれば汗ばんで来る。小雨だったのでレインウェアは脱いで、ペラペラ撥水ジャケットで走るも武山手前で本格的に降り出しそこからはレインウェアで。ネックウォーマー、レッグウォーマー装着で完全防備。信じられないけど寒さはほとんど気にならなかった。参加者の皆さんと「寒いのか暑いのかよくわからないね」と不思議な会話。吐く息が真っ白なくらい寒いはずなのに、しっかり汗をかいているという状態。
どうしても前の方と離れてしまうわたしが、必死で追いつくと皆さん分岐で待っていてくださる。そのみなさんからはもうもうと湯気が出ていて、なんかもうすごい世界でした。待っている間に冷えてしまうので当然追いつくとすぐに出発。おにぎりなど食べる時間もわたしには短くて、食べ切らないうちに「そろそろ行きましょう」となり、トイレから出てきたら皆さん出発したあとでもう誰もいなかった・・・とかのろまな自分にちょい凹んだりも。トレイルの中ではもちろんだけど、ちょっとした坂のロードでただ歩いているときなどもすぐにみんなに抜かされて置いて行かれてしまうのには我ながら情けなかった・・・。

それでも雨の日の悪路のトレイル経験もできたし、レインギアも試せたし、このくらい寒くても大丈夫なんだ!と確認できたことは良かった。もう雨の日のレースも怖くない。

一皮剥けた感じです

三浦海岸〜津久井浜〜三浦富士〜武山〜大楠山〜畠山〜乳頭山〜鷹取山〜朝比奈切り通し・・・とがっつり登ってがっつり下るのではなく、アップダウンを細かくくり返すコース。港南台までの全コースを走ると44キロ。
住宅地が近いので体調、走力にあわせて途中エスケープできるのがいい。
わたしは目標だった十二所バス停にて離脱。他の皆さんは港南台ゴールまで。
十二所で午後4時、34キロ、スタートから約8時間でした。このペースだとレースでは完走できない・・・orz

負け惜しみではないけれど、こういうギリギリ、完走できるかどうか微妙なくらいのレースにチャレンジするのもまた楽しいものです。考えてみたら、昨年は自分にはこのレースでの完走は無理と考え、ボランティアでの参加だったので、今回迷わずエントリーしただけでも成長しているというもの。

ランニングってこの"前に進んでいる"って感じがいいですね〜
仕事でもこういう風に実感できるといいんだけどなぁ。

とにもかくにも昨日の試走会、参加して良かったです。
ご一緒した皆さま、寒い中お待たせしてスミマセンでした。
上から下まで泥だらけの洗濯物はこれから片付けます!

おまけ・こちらは江の島付近のユリカモメの群れ