こびとく日誌

クツをつくりながら考えたこと。晴耕雨読な日々のこと。

おばあちゃんのレシピ

祖母の葬儀のあと、お部屋を片付けていたときにみつけました。原稿用紙の束と大学ノート。

祖母が自分の半生を振り返り、文章を綴っていたことは知っていましたが手記がこんなにあったとは・・・。還暦の年から書き始めていたようでした。30年以上書き続けていたのです。そういえば祖母の部屋をのぞくと老眼鏡をかけて何か書いていることが多かった。
大学ノートの表紙には『健康 雑談 食糧』とあります。何だろう?と思ってページを開いてみると・・・。
平成元年から書き始めた"一年に一度日記"でした。原稿用紙に書かれた方は何度か下書きをし、よく練って書かれたもののようでしたがこの大学ノートの方は思いつくまま書かれた雑記帳のようなもの。年に一度〜数度程度書き込みをしていたようでした。年を追うごとに文章は短くなってゆき、一番最後は『平成二十一年』とタイトルの年号だけの書き込みで終わっていました。

後ろの方のページにはレシピが!脳卒中で倒れない方法のみ物
1人分�@卵1コ白味
�Aフキの葉の汁小サジ3杯
�B葉をすりつぶした汁に酒小サジ3杯(しょうちうはだめ)
�C梅漬け1コをすりつぶし(土用干しにしたのは駄目 塩漬けにしたやわらかいの)
この�Cつを順番に入れかきまぜる


↑どんな味ののみ物だったんでしょう?
いつも健康に留意し、ボケ防止に努めていた祖母でした。
原稿用紙の最後にはわたしたち孫5人の名前を連ね、『可愛い孫たちよ!』と書いてくれていました。
・・・涙

作業再開。
お休みしていた間に接着剤関係みな固まってました