こびとく日誌

クツをつくりながら考えたこと。晴耕雨読な日々のこと。

浜のミサンガ

浜のミサンガが届きました!

シリアルナンバーがついています。

三陸に仕事を!プロジェクト』から生まれたミサンガ。
はじまりは三陸町の漁網工場からみつかった新品のイワシ漁など小型の魚の漁に使われる網。
これを材料として漁師さん達が切り出し、浜のおかあさんたちがミサンガに加工しています。
男の人たちが瓦礫の片付けに追われていたとき、自分たちも何かしたいともどかしく思っていた浜のおかあさんたち。
そんなときにこの浜のミサンガプロジェクトが立ち上がりました。
売り上げ金のうち、諸経費を除いた570円以上がミサンガをつくった人への賃金として支払われます。
このようなしくみは"cash for work"と呼ばれるそうです。仕事を創出し、収入を生み出す手法です。
とても良いと思いました。同じ手仕事をする者として、募金、寄付ではなくて、手仕事に対してお金を支払いたいと思いました。

そして何よりもこのミサンガのデザインがとても良いと思ったから。

ね、素敵ですよね。

第二期のインターネット販売は8月11日からです。色違いのものも欲しいなーと思っています。
サイトにあったこの言葉が印象的でした。
浜のミサンガ「環」づくりは、浜の女性達による画期的なしごとです。
彼女達が生み出しているものは、ミサンガそのものだけではありません。
彼女らの復興への決意と、わたしたちの支援したいという思いを「環」につなぐというコミュニケーションこそ、彼女らのしごとの本質です。

CMもぜひご覧ください→


同じようなとりくみをもうひとつご紹介します。刺し子されたふきんとコースター。
大槌町復興のための刺し子プロジェクトです。こちらも売上金は刺し子さんに賃金として支払われます。

避難所で一日中横になって日々を過ごしていた,おばあちゃんも。
仕事を失ったお母さんも。
働き盛りの若い女性も。
復興への強い願いを込めて、一針ずつ、一つずつ丁寧に作っていきます。
大槌町発、一歩を踏み出した女性たちによるプロジェクトです。



特別な道具や材料も、広い場所も必要でない、膝の上でできるような手仕事はいつの時代にも女性(に限らずですが)の支えになっているのだと思いました。
(これらの二つのプロジェクトの情報はtwitterによって知りました)