こびとく日誌

クツをつくりながら考えたこと。晴耕雨読な日々のこと。

支え

こんな感じの"革の支え"を作ってくださいと依頼されました
分解して、これをもとに型紙をつくる
新しくできあがったのがコレ。


昨日、お客さまにお渡しできました。
既製品の靴をお持ちいただいて、それに八方ミシンで新しい支えを縫い付けました。
初めての作業で不安でしたがなんとかうまくいってホッ。
でもほんとはお客さまが一番ホッとされているでしょう。

改良点はボタンではなく、マジックテープで着脱を簡単にしたこと。これまでのものより少し硬めにしっかりさせたこと。

支えがない場合はバスケットシューズや編み上げブーツを履かれているとのことで、どうしても着脱に時間がかかり、でかけるのがおっくうになっていたそうです。
やっぱりクツは脱いだり、履いたりしやすいということも大切。

震災後、革靴つくる仕事について、どうなんだろう?と考える日々でしたが、わたしにもできることあるかなって思えました。
ありがとうございました!!