こびとく日誌

クツをつくりながら考えたこと。晴耕雨読な日々のこと。

ホトトギスとウグイス

一昨日のトレラン中に聴こえた鳥の声は・・・ウグイスのホーホケキョとホトトギスの「特許許可局♪」
他にも声は聴こえてきたけど(でもわたしには識別出来ないものが多い)、とにかくいっぱい鳴いていたのがウグイスとホトトギス
ホトトギス科の鳥にはほかの鳥の巣に卵を産み、子育てをさせる托卵の習性を持つものが多い。
ホトトギスはおもにウグイスに托卵するという。それもあって、こんな風に同じ場所でさえずっているのだろうか?
帰ってきてから検索してみると、ウグイスとホトトギスの成鳥は大きさも姿かたちもまるで違うのになんと卵は大きさ、色、かたちがソックリ!!しかも、ホトトギスの卵の方が先に孵るんだそう。そしてホトトギスのヒナはウグイスの卵を巣から落としてしまうんだとか。なんという気の強いホトトギスっ子。それをせっせと面倒見るお人好しなウグイス・・・。で、ある程度大きくなったホトトギスのヒナを見て、驚くんだそう。「ウチの子じゃないっ!!」って。
で、また繁殖はいちから出直しになる・・・。

他の鳥たちが夏になるとさえずるのをやめるのに、ウグイスは真夏でもホーホケキョと鳴いていることが多い。それはもしかしてこうやって何度も繁殖をやり直しているからなのだろうか?

先日紹介したヤマガラシジュウカラの巣箱の生中継。ヤマガラは雨上がりの晴天の日、誕生から19日目にして無事、全てのヒナが巣立った。そのあとシジュウカラの巣箱の生中継に切り替わったのだが、ある日の夜、ヘビが巣箱に侵入し8羽中7羽が犠牲になった。残ったのはたった1羽。そのヒナを世話をしにしきりに親鳥がやってきていたが、別のヘビの侵入により残った1羽も飲まれてしまった。卵が孵ってから10日ほどの命であった・・・。

だけどまたきっとこのシジュウカラも次の繁殖に向けてがんばっているはず。
危機感なく、ボケラ〜としてるのはニンゲンだけですね。
ちなみに巣箱の生中継は現在はムササビのものに切り替わっています。昼間はほとんどグースカ寝ていて、夜活動するので夜みると巣箱は空っぽ。その空っぽをみるのもなぜだか楽しくてしょっ中のぞいています→

森戸川林道では鳥を撮影するカメラマンさんに何人か会いました。「何の撮影ですか?」と尋ねてみたらオオルリとのこと。「ほら、鳴いてるでしょう」と教えてくださいました。耳を澄ませば、ほんとだ!鳴いてる!!!あそこの木のてっぺんで・・。ああ、これがオオルリの声だったんだーと大収穫の気分でした。
トレイルランナーの皆さま、特に森戸川林道(大山林道)はバードウォッチャーの多い場所です。どうぞ静かに通ってあげてくださいね。撮影している方のいる場所は"歩き"でお願いします