こびとく日誌

クツをつくりながら考えたこと。晴耕雨読な日々のこと。

生物多様性

日曜の月例マラソンのあと、横浜に向かう。
この日開催されていた横浜マラソンの応援、ではなくて、野鳥の会の会員フォーラムへ。
プログラムの中に『生物多様性条約10回締結会議で決まったことと今後の課題』という講演会があったので興味があったのだ。
生物多様性って・・・・

象形文字で書くとこんなだそうです。

名古屋で会議(COP10)があったことなどラジオのニュースで耳にはしていたけどなんだかよくわからない。
以前、生物多様性についての本を読んだことがあるけど、それもあまり記憶に残っていない・・・。

わたしの認識では生き物はいろんなのがいることで、急激な環境の変化などのときに一瞬にして絶滅することなく生き延びるようにできている。あの手、この手で生き延びるすべを持っているのだということ。このことが大事なんだと思うけど、絶滅する生物が増えてくることが今、危機となっている・・・?のかな?
もうちょっと何かを知るために聴講しに行きました。

講演はちょっと難しくて、というか条約や憲法についてのお話が中心。
ざっくりとした感想をいうと、この国際会議では条約を決めただけで、具体的なものはあまりない。カレンダーに予定だけ書きいれて仕事したつもりになっているような感じを受けた。2020年までにこうしましょう(短期目標)、2050年までにこうしましょう(長期目標)としてるけど、目標達成できなくても罰則もない。
アメリカが加盟してないってことにも驚いた。ロハスとかアメリカ発祥なのにほんとに変な国だ。
この会議の様子はネット配信されていたそう。興味のある方はサイトをごらんになってみてください→

講演のあとは鳥クイズ大会。しかし、野鳥の会の会員さんの集まりなので超カルトクイズ!?
キセキレイアカゲラアオバトの中で足が黒いのは?  とか、
尾をタテに振るのはイソシギ、回すのはモズ、では左右に振るのは? など、難問が目白押し。問題を考えた人が一番すごいですね。
最後に野鳥の会神奈川の各部の活動報告があったのですが、保護保全活動の中に、『山岳トレイルラン問題』というのがあってドキッ。特に丹沢での大会が問題になっているようですがこの問題は全国に広がっているよう。あちこちでトレイルラン大会開催されてますしね。
トレランがブームになることで逆に自然を大切にって気持ちになって、保護保全の活動が活発になるって一面があるといいなーと思うのですが"禁止"ってことになるのでしょうか。今後の流れが気になります。