こびとく日誌

クツをつくりながら考えたこと。晴耕雨読な日々のこと。

200g減量

先日、重いということで底の貼り替えを依頼されたクツ。ビブラム社の合成ソールから革底、前半分ゴム張りの底に取り替えました。全体を軽いスポンジ底に変えるなら軽量化はお約束できますが、今回の場合は微妙。せめて前半分のゴム張りがなければいいのですが、貼って頂きたいとのリクエスト。

一体どのくらい軽量化できたでしょうか?
467gです。
張り替える前が560gだったので両足で約200gの減量。


軽くなったのは事実ですが、履いた人がそれを実感できるかどうか。それはご本人にしかわかりません。
200g・・・その違いは大きいのか、それとも・・・・。

わたしがこの前あれこれ悩んでいたバックパックも、容量11リットルのものより16リットルのものの方が180g軽くて、少しでも軽量化したいという思いから16リットルの方を注文したのですが軽いということは生地が薄かったりするわけですぐに破れてしまわないか心配。"重い"ということは現代では敬遠されがちだけど、丈夫、堅牢という点では優れているのでもう少し評価されてもいいのにな。


さて、次は尻込みするような左右差のクツ。
引き継いだ仕事なので頑張ってやり遂げたいと思います。