こびとく日誌

クツをつくりながら考えたこと。晴耕雨読な日々のこと。

借りぐらしのアリエッティ

朝イチで『借りぐらしのアリエッティ』を観に行きました。
あろうことか上映開始時間を20分間違えていて、劇場に駆け込んだときはすでに上映3分が過ぎていて、冒頭シーンは見逃してしまったのですが予告などなかった分、すんなりとストーリーの世界へ・・・。

アリエッティ家族の床下の暮らしがかわいい〜。アリエッティのルビー色のワンピースもカワイイ!!(この色、わたしがこの前選んだモールベアの色とおんなじ。森の濃いグリーンにすごく映えるんだ)ワンピースは最初はハイネックのロングスリーブなんだけど途中から半袖でに代わるんですがどっちもカワイイ。短く斜め掛けにした布バッグもロングブーツも、洗濯バサミで束ねたポニーテールもみんなカワイイです。←カワイイしか言えんのか!って感じですが、きっとこの映画を観た小さな女の子たちも皆、アリエッティにうっとりでしょう。

わたし、「仮ぐらしのアリエッティ」だとばかり思ってました。そうじゃなくって「"借り"ぐらしのアリエッティ」なんですね。そのこと、途中で気付きました。アリエッティがお父さんと一緒に夜、人間の部屋へ角砂糖とかいろいろ必要なものを調達しにゆくシーンで「わたし、かりって大好き!」と言うセリフがあるのですがその"かり"の発音がなんか変だなーと思ったんです。それが途中からなぜかがわかりました。わたしはちょっと勘違いしてたんですね。違う"かり"を想像してました。
まあ、そんなことはどうでもよくて、この小さい種族の人たちの暮らしぶりが魅力的。でも、「絶滅する運命」みたいな風にも言われて悲しくなります。地球には同じような境遇の生き物いっぱいいるもんね。
アリエッティたちは魔法とか使えなくて、ただサイズが小さいだけの人たち。だから、もしかしたら「うちにもいるかも?!」と思わせてくれる。

そしてすごく嬉しいのは生活のものは何でも手作りしちゃう大草原の小さな家のローラのお父さんのようなアリエッティのお父さんがクツを修理するシーンがあるのです!!
こびとと言えば、「くつや」ですもんねー。
そんなシーンも見逃さないよう、皆さま、ご家族揃って劇場へ!!

ここで実は告白です。
我が工房にもアリエッティの仲間がいます。雪ノ下の古い家の時代からいるんです。一緒に引越しを重ねています。
夜になると出て来ます。まだはっきりとはその姿は確認できてませんが。
ときどき道具を隠すイタズラもしてくれます。イタズラじゃなくて仕事をしてほしいので彼(彼女?)専用の道具と場所をこしらえてあげました。ほらね。
上から見ると...白ネコも飼ってるみたいです。

これ、何年か前にHさんがこしらえてくれました。Hさん、今でも使わせていただいてまーす!


東京都現代美術館で開催中の「借りぐらしのアリエッティ×種田陽平展」もぜひ行ってみたいな。