こびとく日誌

クツをつくりながら考えたこと。晴耕雨読な日々のこと。

貼る薬

先週より、風邪が喉についたようで乾いた咳が出るようになった。昼間はさほどではないが夜にひどく咳き込む。眠れない夜が続いたので三連休明けに病院に行った。
心音を聴いたり、のどの奥をのぞき込んだりされたのち、大量の薬が処方された。四日分。咳止めや抗生剤、頓服、漢方薬など。その中にこれまで見たことのないシール状の薬があった。ホクナリンテープという2センチ角くらいの大きさの貼る薬。
気管支を拡げて呼吸を楽にするものらしい。こんな小さなシール、何かのおまじないのようだな、と思ったが調べてみると案外強い薬だということがわかった。薬の成分は時間をかけて皮膚から体の中に浸透し血管内に入り、血液とともに気管支に運ばれ作用する。貼ってから8〜12時間後に最も血液内で濃度が高くなるので夜貼ると明け方の咳の発作(モーニングディップ)に効くようである。喘息の治療にもよく用いられているとのこと。そして効果は24時間持続するので一日中貼りっ放し。よって次に貼るときは前に貼ったところではないところに貼らないといけない。
ではこれをどこに貼るのかといえば、説明書によると胸、背中、上腕部のどれかとある。実際のところは体のどこに貼っても効果は同じらしいが、貼りやすい場所、はがれにくい場所ということでこの三カ所になっているらしい。しかし、圧倒的に胸に貼る人が多いとのこと。わたしも胸に貼った。やっぱりこの辺りが一番効きそうだから。薬ってこうやって「効いている」のだと自己暗示にかけることも大事らしい。なるほどね、やはりおまじないだ・・。

で、このおまじない貼る薬の効果は・・・。
うーん、咳は止まらなかった・・・・。昨夜もひどく咳き込んだ。とくに明け方。朝起きてしばらくするとその発作も止まるのであるが。よって少々寝不足気味。
そしてこの薬、困った副作用がある。気管支拡張ということで不整脈や動悸がすることがあるという。
ということは、走ったらダメ??えーと、24時間貼ってないと効果がないと言われたけど、ランニングのときはどうしたらいいの?

と考えてしまう方がよっぽど重度の病気(ラン病)ですね。やれやれ。

咳が出るのは主に夜で昼間は大丈夫です。咳以外は元気ですのでどうぞご心配なく。因みに漢方薬麦門冬湯というのを飲んでます。