こびとく日誌

クツをつくりながら考えたこと。晴耕雨読な日々のこと。

猪熊弦一郎現代美術館

さて、二日目午後には高松をあとにして丸亀へ向かいます。全国でも珍しい駅前にある美術館
駅から徒歩1分の猪熊弦一郎現代美術館へ。ここの壁画がすごいのは象眼だったこと。近づいてみてびっくり。

常設展はフラッシュを焚かなければ撮影OKとのこと。

珍しいですよね。でも怒られるのではないかとドキドキしてしまった。

ちょうど『色いろいろ』という企画展を開催中でした。企画展の部屋に入った途端に目にはいってきた溢れんばかりの色とりどり。
猪熊さんらしい明るくて華やかな色遣いの作品群です。1950年前後の具象画と1975年以降の抽象画では色のトーンが違ってみえます。おやっと思って解説をみてみると晩年身体の調子を崩した猪熊氏は1975年より冬の間はハワイで制作するようになったとありました。なーるほど、それでぐんと鮮やかな色彩になったのですね。
いろんな色を使いながらもそれをバランス良く配置していて余白も絶妙で動きがあるのに安定している、そんな風に感じられました。どれも包装紙にしたら楽しそう〜と思っていたら、やっぱり!
三越の包装紙のデザインをなさっていたとのこと。

今回の企画展は1980年代の作品が中心だったので思う存分、色彩を感じ楽しむことができました。
それにしても香川県ってどこまですごいんだ。どの美術館も素晴らしかったです。
一日に美術館3つまわるとかってほんとに詰め込み過ぎで、やっぱりもう一度ゆっくり訪れたいなーとつくづく思いました。
うどんを食べてれば食費はかからないので美術館代にまわせますしね。

となるとこれしかないかな〜→丸亀ハーフマラソン出場!
とバカなことを考えてみたり。

追記・東京オペラシティアートギャラリーにて4月10日から猪熊さんの展覧会があるそうです→


鳥とネコモチーフにやられてしまった
ミュージアムショップでポストカード購入