こびとく日誌

クツをつくりながら考えたこと。晴耕雨読な日々のこと。

梨ではなくハム

次のレースまで一ヶ月あるということでようやく重い腰をあげてスポーツ整形に行って来ました。
以前にもお世話になった院長先生もランナーのクリニックです。
うつぶせに寝て、「ココは痛い?」「ココは?」とお尻の骨のあたりなどをグイグイ押され、「アイタタタタッ」。
今度は仰向けになり足を90度上げてグイグイ・・・あっ、そこもイタイ・・・

「・・・疲労骨折かもしれないね」と先生。

「え〜〜〜っ」と固まるこびとく。

「レントゲン撮ってみないとわからないけどね。もしくはハムだね。」

ということでレントゲン室へ。
体は正面向き、左足一歩外へ、右足つま先は体に対して直角に踏み出して少し膝を曲げて・・・とフェンシングのポーズみたいな非常に苦しい格好で「動かないで〜」とレントゲン技師さん。

撮影後、再び診察室へ。
パソコン画面には先ほど撮ったレントゲン画像。これ、場所が場所だけに乙女としては赤面するしかない画像デシタ・・
「んー、骨は・・・大丈夫だね。骨折してないね。ということはハムだ。」
「ハムとは?」
ハムストリングスの炎症だね」
原因はオーバーワークとのこと。でも、でもそんなに距離走ってないんです、月間距離も100キロに満たないくらいで・・・と言うと「長い距離だからなるというものでもない。走り方もあるしね」とのこと。ともかく痛みがある間は休養が必要。
「でもランナーは走りたくなっちゃうんだよねー」とランナー心理をよくご存知の先生。
「平地をゆるく1キロ走ったら、ウォーキング。そしてまた1キロ走るって具合にやってみたら」とのご提案でした。
しばらくはウォーキング&スイム&自転車など痛みのないトレーニング&ストレッチに専念とのこと。
1ヶ月後のレース、ハセツネ30は??
「んー、その頃には痛みは治まってるだろうけど、練習できないよねぇ・・・あんまり頑張らずに完走を目標に出たら?」とのことでした。

ハセツネ30の今年の制限時間は6時間半。わたしの昨年のゴールタイムは6時間29分55秒
しかもコースは昨年より少し距離が長くなっているらしい。
つまり・・・・頑張らないと完走できないのだ・・・・

頑張らずに完走はありえませ〜ん。

それにしてもてっきりの仕業だとばかり思っていたのでハムだったとはびっくり。ハムストリングスとは太ももの裏側の筋肉でここが悪さしてるのをハムストリングス・シンドローム(症候群)と呼ぶそうです。わたしのようにだましだまし走れてるのはまだそれほど重症ではないらしいけど、それがやがて疲労骨折につながるということにもなるらしく、疲労骨折だと治るまでに時間がかかるのだとのこと。



どっちか好きな方使って!と2種類の湿布薬が処方される。あとは痛み止めと胃薬。
薬に対してアレルギーのあるわたしは胃薬と一緒に飲まなきゃいけないような鎮痛剤は避けたいのですが、炎症も抑えてくれるようなので飲むことにします。

"風が吹けば桶屋が〜"じゃないけど東京マラソンが終わって、こうやって全国で整形外科が繁盛してる気がする〜