こびとく日誌

クツをつくりながら考えたこと。晴耕雨読な日々のこと。

無数の傷

あれっ?ゆっきんいないなーと思ったら
またここに隠れてました
そうっとカーテンをめくると

やっぱり、デュアルゆっきん!

どういうわけか夜眠るときはわたしの左腕を腕枕にしたいようで、左の懐に必死でもぐりこみます。そのときに爪を立てるのでわたしの二の腕部分は無数のキズだらけになってしまいました。小さな引っ掻きキズが山のようにあって、知らない人がみたらビビるくらい。っていうか人には見せらんない・・。ネコ飼ってたら腕がキズだらけってどこのネコ雑誌にも書いてはありません。でも事実、キズだらけ。毎冬くり返されます。

靴つくりを教える学校や教室が増えて、靴をつくる人が増えているけれど、これまでわたしが直面してきたようなこと、多分授業にはないんだろうな・・ってふと思いました。いつでも本当のことはどこかに隠れてしまっている。

ところで昨晩は女二人の新年会。
こじんまりした路地裏のワインバーにて。(こう書くとわかる人にはわかりますよね)
ワインには詳しくないのでどうしたらいいですか?状態でしたのでソムリエさんにおまかせ。最初の一杯はイタリアの何やら濁ったビールのような色の白ワイン。二杯目は甲州のノーブランド(本当にラベルが真っ白だった)のすっきり、キリッとしたものをいただきました。予約した席はカウンターの端っこで「すみません。バタバタした席で・・・」とのことでしたが次々とグラスに注がれるいろんな種類のワインを眺めたり、厨房からただよう何かが焼ける良い匂いをかいだり、楽しい席でした。ピンクに染まったピクルスや新鮮なサバのマリネ、蒸した野菜をつまみながら"いい感じ"になってました。最後は場所を替えて深煎りのコーヒーとガトーショコラでシメ。
新年らしく、冬らしいステキな夜でした。

では、本日も作業にいそしみます。