こびとく日誌

クツをつくりながら考えたこと。晴耕雨読な日々のこと。

香箱

ちょうどマラソン大会の頃に解禁になるカニ
金沢ではずわい蟹のメスのことを香箱(コウバコ)と呼び、よく食べます。オスより甘みがありほとんど地元で消費されるので他所では流通していないそう。実家でも早速、コウバコを買ってきていました。しかし、小さくて足も細いコウバコをほじって食べるのは面倒くさく子供の頃からわたしはカニは少々苦手。
カニは好きだけど食べにくいと言う理由から苦手意識があるのです。同じ理由で果物もニガテ。剥くの面倒くさいやん〜
靴つくりなんて、すっごい面倒なことやっている割には極度の面倒くさがりのこびとくです。

今回の帰省の戻りは高速夜行バスだったのですがバスに乗る直前までつきあってくれた友人Iちゃんが連れて行ってくれた居酒屋さんでもおすすめメニューに『香箱カニ』の名が。「でも香箱は食べにくいからなぁ」とつぶやくわたしにIちゃんは「大丈夫やわ、こういうお店やと食べやすくなっとるよ」←すっかり金沢弁のIちゃん
ほんとやわぁ〜むしってある〜

ということで金沢帰省の最後においしくいただきました。
ところで香箱という名前の由来ですがお香を入れる箱のことのようですが、「組む」という意味もあるらしく、猫の前足をたくしこんだあのスフィンクスのような座り方も『香箱』と呼ぶそうです。
「香箱」と言えばカニではなく"猫"というのが一般的のよう。
いや〜、はじめて知りました。ご参考まで→香箱座り