こびとく日誌

クツをつくりながら考えたこと。晴耕雨読な日々のこと。

台地を駆けよう!

11月8日かなざわ市民マラソン、10キロを走って来ました。スタートは実家から2キロほどのところにある陸上競技場。受付は6時30分から7時20分まで。スタートが8時と早朝からの展開。
歩いて行こうと思っていたけど体力温存のためタクシーにて会場入り。
受付は競技場向かいにある公園の広場にて。とても広いので並ぶ事もなくスムーズ。スタッフの方も手際が良い。4000人以上がエントリーしているがその半分以上が小中高校生で占められているようで学生の姿が目立つ。学校名が入った揃いのウェアを着ている子たちも多い。心配していた更衣室は仮設テントの他に競技場の更衣室(無料ロッカー、シャワー付き)と近くの市営プールの更衣室も使用できるとのことでホッとひと安心。すでにトラックではたくさんの選手がウォームアップ中。ダッシュをしたりももあげをしてたりとかなりの陸上部度が高いのである。ストレッチしている姿も皆さん本格的。わたしもトラックを行ったり来たり軽く走って20分程過ごす。心配していた寒さはほとんど感じることもなく持参していたアームウォーマーは5分程でもう必要ではなくなりポケットにつっこまれることとなった。スタンドには応援の父兄も多数。
スタート10分くらい前になってフィールドの部門別のプラカード前に整列となる。スタート順は男子高校生、一般男子39歳以下、40〜54歳以下、55歳以上、続いて女子34歳以下、35〜50歳以上ということで中高年女子はひとくくりにされ、最後尾スタートとなった10キロ参加は約1100名とのことで伊東オレンジマラソンより盛大なのが意外だった。タイムの計測は個人がスタートラインを超えてからのネットタイムではなく一斉スタートの8時から計測されるようで最後尾からのスタートのわたしたちはかなりのスタートロスがあった感じ。スタートしてしばらくはノロノロ走ることに。
グランドから一般道に出るといきなりの上り坂であるがそんなにはきつく感じず、充分にウォームアップしたおかげかとても快適に走る。沿道の応援など皆無なのかと思っていたらそんなことはなく要所要所で旗を振る人や「頑張れ!市民ランナー」と書かれた横断幕を掲げた人々などがいっぱいいてこれも嬉しい誤算。1キロを過ぎたあたりで叔父叔母と祖母が応援してくれているときいていたので探しながら走っていると三人を発見。しかし向こうはたくさんのランナーの中からわたしを見つけられないようだったのでずいぶん手前から大きく両手を振りながらアピールする。通り過ぎる寸前に気付いてもらえた。「いってきま〜す!!」と元気に通過。応援してもらったのが良かったのかこの日は前半不思議なくらいの絶好調。いつも前半2キロくらいは体が重いのにこんなに調子よくて大丈夫かしら?と思うくらいの勢いで3キロ地点通過。兼六園周辺の紅葉がきれい。
5キロ通過のときに時計をみたら27分ほど。予想よりやはり速いペースだ。最後の長い坂のことを考えて少しセーブしながら走る。←本当はセーブしようとしたのではなくこのあたりからしんどくなってペースダウンしただけなのだ
そして最大の難関のラスト2キロ地点の長い上り坂。この坂を登り切ったところで両親が応援している予定。8時40分より前に通過することはないと両親には言ってあったのだが、予定より早くの通過になりそうでもし二人が出遅れてたら会えないかもなーなどと心配しつつ登り切ると予定のポイントに両親が立っているのが見えた。やっぱりここでも向こうがわたしを発見するのが難しいようでまたまた大きく手を振ってのリアクション。ようやく気付いてもらう。
実は共働き家庭で育ったわたしはこれまで運動会などで家族に応援してもらった記憶が全くない。当時は今のように土日に運動会が開催されることはなく平日開催だったため、親が見に来ない子もたくさんいたし、どのみち運動会で活躍するタイプではなかったわたしは親が来ないことを気にもしていなかったと思う。だけど大人になってみるとそのことが妙に寂しく、今回このマラソン大会の出場を決めたのも家族に応援してもらいたいという気持ちがあったからなのだ。とりあえず40過ぎて運動会の思い出作りが達成されたということだ。お天気に恵まれ、気温も例年より暖かだったことに本当に感謝したい気持ち。そんなこんなで残り1.5キロ。あとは緩く下るだけ。しかし、やっぱりここからがきつくなってくる。ゼッケンナンバーで年齢の区分がわかるのでとにかく同じ年代の女性にだけは負けたくないとターゲットのランナーの背中を追いながら走る。人数の少ない女子なので頑張れば年代別の入賞も夢ではないはず。な〜んちゃって高望みをしてみたもののその後行われた表彰式では35〜49歳女子の部は48分台が8位入賞。50代でも50分ジャストが8位ということで全く手が届かず・・・。画像はゴチャゴチャしてるけど表彰式の様子。
わたしは52分15秒ほどのゴールでした。最後はトラック4分の3周するのであるがそのラストスパートが全くだめで手前で抜いていた同年代女子ランナーに再び抜き返される始末。まだまだ修行が足りませぬ。
↑ゴール後パッタリ倒れちゃったりしてる子も

完走証は後日の郵送とのことで正確なタイムや順位はわかりませんがなかなか頑張ったと思います。この前の砂嵐月例より良いタイムで走れたし。折り返しのランナーとすれ違うことのないワンウェイぽいコースを走るのも新鮮でした。そして日曜とはいえ、車の往来が結構あり、そんな複雑なコースを交通整理するおまわりさんやスタッフの方を目にしてこのコースを走れた幸せを噛みしめるこびとくであった。金沢の皆さん、ありがとうございます!