こびとく日誌

クツをつくりながら考えたこと。晴耕雨読な日々のこと。

カンムリウミスズメ

先日の台風、家の中にいるぶんにはそんなに雨風の強いものに感じなかったけど海岸の方に行ってみると浜崖も数多く発生していて、やはり大型だったのだと改めて思ったりした。
そんな台風の最中、ウミネコの群れが近所を舞うのを目撃した。我が家からウミネコが見えるなんてことはまずないので慌てて双眼鏡を取り出し観察。数分のことだったが風に翻弄されながらさらなる内陸へ向かって行ったようだった。一体、鳥たちはどこで台風をしのいでいるのだろうかと気になります。(後日記・ウミネコだと思っていたけど、もしかしたらユリカモメかもしれません)

そして今日は雨ニモマケズ、風ニモマケズ一生の大半を洋上で過ごす小さな鳥についてのお話をしようと思います。その鳥とは今、絶滅の危機に瀕しているカンムリウミスズメ
日本近海の限られた離島や岩礁地のみで繁殖する鳥。ハトよりも少し小さく、ティッシュペーパーの箱くらいの大きさだといいます。その数や生態についてはほとんど知られておらず、わたしたちの知らない間にその数を減少させています。卵を産み暖め、ヒナをかえすときのみだけ陸地に上がります。ヒナがかえったらもうすぐに崖からダイブして海に戻ります。
カンムリスズメについて詳しくは『カンムリウミスズメの小さな物語』でごらんになってみてください。過去に『ダーウィンが来た』でも放映されたようです→
カンムリウミスズメについて知れば知るほど守らなきゃ!って気持ちになるはず。
調査の結果、瀬戸内海で1年を通じて生息していることがごく最近明らかになりました。なのに今、山口県では上関原原発建設のための埋め立てが始まっています。

日本野鳥の会ではカンムリウミスズメの保護に取り組んでいます→調査や環境保全、行政への呼びかけなど保護のための方法はたくさんありますがわたしたちがまず一番にできることは、その存在を知ることと、保護のための寄付かなと思ってます。
ぜひご支援ください。オンライン寄付も出来ます→