こびとく日誌

クツをつくりながら考えたこと。晴耕雨読な日々のこと。

祖母の手記

今から12年前に書かれた祖母の手記を製本してみました。

A4の原稿用紙をB5に縮小コピーし、外表に折る。

それを今度は中表に折り直す。

束ねて背をボンドで固める。

寒冷紗代わりの包帯を貼る。

見返しを貼る。手順は豆本のときと同じです。

出来た〜!

タイトルは「傘寿を迎へて」。祖母が80才のときに書き記したものです。台湾で生まれ育った祖母が戦後、日本へ引き上げたときのことなど半生を綴ったものです。祖父の出征のときの様子や終戦のときのこと、復員した祖父と7年ぶりに再会したときのことなどの他に台湾での思い出やサヨンの鐘の話も書かれています。
台湾の地図とヤシの木も祖母が描きました。

400字詰めの原稿用紙14枚に書かれてます。

最後に『読みにくい所があるかも分りませんが、ふるへる手でボケない様、断片的に思い出を書き留めました』とあります。

この本を祖母にプレゼントしに、金沢まで行ってきます。