こびとく日誌

クツをつくりながら考えたこと。晴耕雨読な日々のこと。

アオバト

今年もアオバトに会いに早朝、大磯へもうすでに数人のバードウォッチャーの姿が・・・
この岩場に海水を飲みにアオバトが飛来するのである


来た!





わたしのコンパクトカメラでは
色の美しさまでは伝えられないけど、すごーく きれい
波が来るとパーッと飛び立ってライトグリーンと小豆色が見える
この日は次から次へと多くの群れが
入れ替わり、立ち替わりやってきました


先日の講演会でこまたんの方からアオバトの不思議についていろいろききました。
一番の不思議の部分のなぜアオバトは海水を飲むのか?という点について。
まず、海水を飲むのは夏場(5月から10月くらい)に限られていること。
冬はどうしているかというと関東にいるアオバトは京都などに南下して越冬している。そのときは主にドングリを食し、真水を飲んでいる。で、海水を飲みにきている期間は主に液果(水分の多い 肉質の果皮をもつ 果実)を主食としているそう。液果を食べているアオバトに真水のみを与えるとフンは液状(つまりお腹がくだった状態)になってしまうことから液果を主食としているときは塩分を補給しないと体の中の水分が保持できないのではないかという結論に達したそう。
これまでは果実からでは足りないミネラル分を海水で補うという説をきいていたが、さらに一歩進んだ解説になっていた。これもみな、"こまたん"の方々、関西の"おこまはん"の方々の地道な観察の成果である。

こんな生態の不思議について興味がなかったとしても、波をバックに舞うきれいなアオバトは一見の価値ありです。
早起きニガテの方は夕刻でも見られるそうなのでどうぞお出かけになってみてくださいね。
場所など詳しい情報はこまたんのサイトでどうぞ→

追記・あとから考えるとお料理なんかで塩をかけると水分が出てくるようになるのだから、液果を食べているときに海水を飲むとさらにフンは水っぽくなるのではないか??と思い始め、自分で書いたこの記事の自信がなくなってきました。講演会はメモしながらきいていたつもりですがどこかで間違ってしまっているかも・・・。うーむ・・・。