こびとく日誌

クツをつくりながら考えたこと。晴耕雨読な日々のこと。

鳥の大きさ

昨日の記事の辻堂海岸で出会った鳥たち、トウネンミユビシギかの判断は大きさだと書きましたが、図鑑に書いてある大きさでいうとトウネンが15センチ、ミユビシギが19センチとあります。
別の図鑑を見るとトウネン13〜16センチ、ミユビシギ20〜21センチという記述も。
この場合の鳥の大きさ(全長)というのはどこからどこまでを指しているのでしょうか?
答えはこちら↓ 実はこれ、わたしもごく最近知りました。全長とはくちばしの先から尾の先までの長さをいいます。だからクチバシの長い鳥や尾の長い鳥は実際のイメージよりも大きなサイズが表記されることになります。蒲生干潟で見たチュウシャクシギのこと、図鑑では42センチとなっており、どう見てももっと小さいんだけどなぁと疑問に思ったのもそのクチバシの長さのせい。
バードウォッチャーの間では身近な鳥をものさしにして、スズメ大、ムクドリ大、ハト大、カラス大という言葉をよく使います。こちらの方がわかりやすい。

例えば、トウネンはスズメ大、ミユビシギムクドリ大ということになります。
わたしの印象だと辻堂海岸で見たのはスズメとムクドリの間くらいの大きさだったような気がします。
さぁて、どっちなんでしょう??

双眼鏡や望遠鏡だけで鳥を見ていると実際の鳥の大きさがわからないことが多いです。だからなるべく肉眼でちゃんと確認するようにしています。上空を舞う姿をいつもみているトビやウミネコは地面にいるのを近くでみるとイメージしていたより大きくてびっくりします。以前、民宿の二階の部屋に泊まったときに窓を開けたすぐのところに信号機があったのですが、そのときもいつもイメージしていた信号機の大きさよりうんと大きくて驚いたこと経験があります。これも同じようなものですね。錯覚ってやつです。
カワイイイメージがあったヤマセミを初めて見たときも、勝手にカワセミ(17センチ)と同じような大きさかなぁと想像していたので実際に見たときは(ヤマセミ38センチ)そのでかさに驚いたものでした。

どのくらいの距離でどのくらいの大きさに見えるのか?ということはかなり重要なことです。つまり目測。
それを訓練しています。なんの為にって?

それは当然、一目見ただけでその人のクツのサイズがわかるようになるためでーす!!

というのはウソ。

だけどスズメだってムクドリだってトビだって、ありふれた鳥だってちゃんと気にするようにしています。

だから上を向いて歩こう

今、ちょっぴり元気のない友人にこの言葉を捧げます。