こびとく日誌

クツをつくりながら考えたこと。晴耕雨読な日々のこと。

実はししゃもが好きだった

まだまだ柔軟性が失われていない様子のゆっきんさん。
蒸し暑いのでぐったりしているところ。でも丸まっているところを見るとまだ気温はさほど高くはないのである。本当に暑くなるとネコの長さは伸びる。

高齢になって鼻がきかなくなっているのか以前はキッチンで魚をさばいたり、焼いたりしようものなら真っ先に飛んで来てニャーニャーうるさく騒いでいたのがここのところさっぱり反応しなくなっていた。
しかし、一昨日の夜は違っていた。冷蔵庫から魚の入ったトレイを出すないなや、ゆっきんの目がキラリと輝いた。

えっ?これ?

そのお魚とはししゃも。
トレイにかかっていたラップを剥がすとゆっきん、もう大興奮で普段は絶対あがらない"キッチン平均台"(キッチンコーナーを目隠しするようにある高さ110センチ幅8センチの壁)にヒョイと飛び乗る。とにかく少しでもお魚に近づきたいといった感じ。このキッチン平均台の上には細々したものが並べてあり、それを落とさずに器用にまたぎながらお魚に近づく。
おー、やるじゃん、ゆっきん。若いネコみたいだよ。と感心しつつも食事療法中の身であるから、絶対にししゃもはあげられない。(塩味あるからね)必死のゆっきんを無視してししゃもはグリルの中へ。
がっかりしたゆっきんは今度は平均台の上の細々したものを片っ端から落としながら戻って行く。いきなり老ネコに戻る。足元フラフラである。

ゆっきんがここまでししゃもが好きとは今まで知りませんでした。他のお魚なら残った頭などをあげたりするのであるがししゃもの場合、飼い主は頭からシッポまで平らげたのでゆっきんの分はなし。ちょっと可哀相だったかな。この日のメニュウは夏におすすめ、ししゃもの南蛮漬け。
漬け汁は酢、砂糖、醤油を2:1:1の割合で。そこに玉ねぎスライス、人参、セロリ、ビーマン、パプリカなど香味野菜ならなんでも薄切りにして半日くらい漬けておく。
ししゃもを焼き、熱いうちにそこに漬け、そのまま冷ましてなじませれば出来上がり。
アジの南蛮漬けなどだとアジを揚げるという手間が生じるけどししゃもなら焼くだけなのでとっても手軽。丸ごと食べちゃえば生ゴミもでない。オイルを使わないのでカロリーもカット。おまけに野菜たっぷりにできるので良いと思います。どうぞお試しあれ。