こびとく日誌

クツをつくりながら考えたこと。晴耕雨読な日々のこと。

談話室

昨日はウミウシファンが集まり、お茶とお菓子を前にスライドを観ながら、ウミウシについて熱く語るという「ウミウシ談話室」に参加。次々と美しいウミウシの画像がスクリーンに映し出されるたびに、歓声やため息が漏れる。

どうしても角のように突き出た触角が目に見えてしまうのでウミウシは皆、とぼけたキャラクターに感じられる。
三浦半島で観察されたものの画像の他に奄美大島でのものがあったが、やはり南のものほど色鮮やかだ。同じ種類のものでも微妙に色が違うのがおもしろい。
それにしてもこの宝石のようなウミウシが近くの海で、それももぐらないで長靴履いてちょっと腰をかがめるだけでみつけられるなんて信じられないことだと思う。
いつも観察会の行われる磯のあたりはちょうど黒潮の終点にあたるようでその黒潮にのってきた生き物の溜まり場のようになっているらしい。、しかも割と平らな場所で歩きやすいという良い条件も揃っていて観察には最適の場所になっているとのこと。
確かに沖縄のように下が珊瑚だと歩けないだろうし、大きな岩ばかりだとキケンが伴うことになる。もしかして今以上にウミウシブームになったら、あの観察ポイントは大変な混雑になってしまうかも。

昨日、集まったメンバーの中にアメフラシを獲って、鍋に入れて食べたことがあるとおっしゃっていた方がいてびっくり。果たしてそのお味は?というと「コリコリしておいしかったですよ」とのこと。なるほど、確かに貝の仲間なわけでサザエとかアワビとかと同じようなものと思えば食べても別段不思議ではないか。観察ポイントでも食用に採取している人を見かけることもあるとのお話でした。
いやはやびっくり。