こびとく日誌

クツをつくりながら考えたこと。晴耕雨読な日々のこと。

キャラメル

レバノン映画『キャラメル』を観た。
ベイルートの小さなエステサロン(というよりは美容室ですね)に集う5人の女性たち。彼女らのそれぞれの事情を描いた物語。
最初のシーンはキャラメルを艶かしく練るシーン。砂糖を火にかけてつくるキャラメル、これはなんと脱毛に使うのである。足にまだ熱いキャラメルを伸ばしてペリッと勢い良く剥がす。何度も何度もこれを繰り返すのである。この映画ではこのことが一番の驚きでした。
そしてもうひとつの驚きは主役の美女、サロンのオーナーのラヤール役のナディーン・ラバキーが主演、監督、脚本までもこなしていたという事実。さらに、彼女以外は女優ではなく一般人だったということも驚き。それなのにみんなそれぞれの役を演じ切っていたと思う。
それにしてもみんな美人である。ボディはふくよかでボリュームがあり、セクシーでわたしたちニッポンジンのなんと華奢でお子ちゃまであること!そんなことを思い知らされるには充分の映画。

個人的にはボーイッシュなリマがサッパリしたファッションとサバッとしたヘアスタイルで好きでした。それからリリーおばあちゃんもいい味出してる!

ストーリー云々というより、とにかく映画のムードを味わっていたい、そんな映画でした。
こっちみたいにジメジメしてなくてホコリっぽく乾いた気候なのが画面からも伝わってきて・・・。
レバノンというと紛争のイメージだったけどここでもちゃんと女性は強く、たくましく、美しく生きているんだなぁと思った。

急にネイルサロンとか行きたくなった。
作業を始めると部屋の温度が一気に上がるのでタンクトップに短パン、首手ぬぐいで髪は無造作に束ね、ノーメーク。そのままの格好じゃ、マンションの廊下にすら出られない。そんな風な日々を過ごしているこびとくは失格!と強く思ってしまったのだった。涙・・・







今日は急ぎで修理が入ったりもして焦りましたがなんとか終了。サンダル展のときにオーダーいただいた分のサンダルは全て完成しました。
ようやく読める日々がやってきた〜