こびとく日誌

クツをつくりながら考えたこと。晴耕雨読な日々のこと。

アリなのか?

週末に法事を控えている相方があろうことか黒クツを買ってきた。

大型バイクで通勤していることもあって普段履いているのはウエスコとかレッドウイングのハードなブーツ。こびとく製のクツは履いてません。
でも冠婚葬祭用ならこびとく製!と思っていたら黒のヒモ靴はひどいカビのせいで引越しのときに処分してた。あるのは茶のスリッポンのみ・・・。ご法事にはチョットね・・・
でもこれから作るには間に合わないということで靴売り場へ。

間に合わせに1万円以下のクツを買ってきたのだった。
こびとく的には許せない展開。カカト修理もできないようなユニットソール。これって牛革なの〜?と難癖もつけたくなる。Eは4つもついてる幅広。
『もっと安いやつもあったぜ』と嬉々として部屋の中で試し履きする相方。
うーむ、これってアリなのか?

翌日になって冷静にクツを眺めてみる。
とにかく軽量である。オブリークトゥは履きやすそうでもある。そして靴箱の中にはこんな紙が同封されてた。
日本皮革研究所による試験成績報告書。これによると引張強さも引裂強さも基準をクリア。伸びや屈曲性も優秀。おまけに撥水、耐水度、透湿度も優秀とある。
「総合的にみて、優れた防水・耐水革です」というコメント付きなのであった。

¥8800の優等生。
これってアリ?!


フクザツな心境のこびとく。