こびとく日誌

クツをつくりながら考えたこと。晴耕雨読な日々のこと。

ネガティブヒール

先日ネガティブヒールという聞き慣れない言葉を目にした。
ヒールがネガティブ???

どういうことかというと通常、クツにはヒールがあり、つま先よりカカトが上にくるようになっている。ネガティブヒールとはその逆につま先より下にカカトがくる構造なのである。
この構造を採用したクツがアースシューズ
考案者はデンマーク人のヨガ師範。彼女が砂浜を歩いていたときにカカトがつま先よりわずか沈み込むことに気付き、それがヨガのマウンテンポーズ(山のポーズですね。まっすぐ正しく立った姿勢)と似ていることを発見。砂浜を歩いているうちに姿勢がまっすぐになり、呼吸が楽になるということから3.7度という傾斜をつけたクツを開発したのである。
これが今から約40年前のこと。

確かにカカトの方が沈み込む姿勢は猫背を直し、胸が開くので呼吸も楽になりそう。
だけどそのカタチで歩くというのはどうなんだろう?立っている静止した状態ならベストだとは思うけど・・・という疑問はさておき、じゃあ、この逆のヒールの高いクツで歩くということがどんなにストレスになるかと考える。
姿勢も悪くなるし、呼吸もつらくなるはず。

よく3センチくらいのヒールが良い(ナースシューズに代表される高さ)と言われるけどやっぱりそれも歩くのにはどうかな?と思う。
でもヒールが低いと歩きにくいって言う人も多い。

やっぱり裸足がいちばん??

でも現代の道路事情ではそうもいかない。
こびとくサンダルは1センチのヒール高になっている。いろいろ試してみたけどこれがいちばんいいかなぁと思ったから。

ネガティブヒールもちょっと試してみたいナと思った。

4月に4回レッスンを受けたヨガラティスでわたしが山のポーズのときに気付いたのは肩がいつもは上がり過ぎているのだなぁということ。ポージングのとき「肩を目一杯下ろしてみてくださーい!それが正しい肩の位置ですよ」と先生に言われて初めて自分ってものすごーく肩に力が入っていたことに気付いた。まさかこのポーズがクツの構造につながっているとは思わなかった。

結局はいろんなことがクツにつながってしまうこびとくでした。
ヨガラティス、今後も続けたいな〜
(ちなみにわたしの得意なポーズは屍のポーズ。ただ脱力して寝るだけなので)


今回のサンダルの色展開はアースカラー
定番の親指はめサンダルはこうなりました
これからブラウン系をつくります