こびとく日誌

クツをつくりながら考えたこと。晴耕雨読な日々のこと。

書店員の恋

タイトルに惹かれて手に取った『書店員の恋』
恋愛小説である。

サクサク、あっという間に読んでしまう。夜寝る前と翌朝起きてベッドの中で読了。
巻頭にある登場人物の紹介にそれぞれ愛読書が書いてあるのがおもしろい。それでかなりキャラクターがつかめてくる。好きな本はその人となりを現すのかも。自分なら何になるだろう・・・?
正直、後半はそんなにストーリーにひかれなかったけど前半はぐんぐん物語に入り込める。26歳の書店員になって6年の翔子がチーフに抜擢されて初めてまかされたのがケータイ小説のコーナー、そんなところから始まる。彼はファミレスて働くいつかはレストランを出そうと夢見るがいまひとつ夢に向かっていけてない微妙な状態。しかも彼は読まない人・・・。珍しく本を読んでいると思ったら自己啓発本・・・。(←これって我が家と全く同じだったので結構笑えた)
翔子はこれまでケータイ小説のジャンルは避けて通ろうとしてきた。だけど今回のことがきっかけで少しだけ理解するようになる。折り合いをつけ、つきあい始めた。だからケータイ小説フェアのポップには『ケータイ小説なんてくだらない。そう思っているあなたにこそ読んで欲しい。最初のページをめくってみえばわかります。そこに普遍的な愛の形があることが。云々』と書いた。

実はわたしもケータイ小説なんて・・・!って思っているクチ。書籍化されたものは左開きの横書きのものだ。小説は縦書きじゃなきゃ!なんて思ってしまう。自分じゃ手紙もブログも全部、横書きで書くくせに。
映画化されたものも若年層向けだろうしなぁとか思ってた。もちろんドラマ化されたものも観るはずもない。今さら中高生の愛だの恋だのに興味ないし・・・などと思ってた。自分が中高生の頃に没頭した少女マンガのようなものだろうと。
つまり、それは現実とはかけ離れた世界。

でもこの小説を読んでちょっとだけケータイ小説読んでみようかなって思った。まあ、でもケータイでは読まないな。きっと。

追記・書店つながりで。
先ほどプール帰りに本屋さんに寄ったら、サンプルの本(立ち読み用ってこと?)以外は全部ビニールに入ってました。雑誌だけじゃなくて文庫本や単行本も。もちろんマンガもです。全てじゃないにしてもほとんど入ってた。
びっくりして最近フロア替えした大きな書店に行ってみたらそちらはそこまではビニールかかってなかったけど、以前に比べてそういう本が増えたなぁという印象。本を保護するという意味ではいいのだろうけど、ちょっとびっくりでした。


昨日の昼ごはんは前夜の残りのフキの炊いたん。
ごはんにはカブの葉混ぜて菜飯にしました。
すごい春の香りだった・・・。
今日のお昼も前日の残りなり。
というか野菜は切って分けておいたのを炒める。
昨夜は調味料いろいろ入れてややこしくしてしまったけど
オイスターソースだけでおいしいことが判明!
塩も酒もいりませぬ。
お肉ではなく車麩なところがマクロビ風・・