こびとく日誌

クツをつくりながら考えたこと。晴耕雨読な日々のこと。

夏から夏へ

『夏から夏へ』なんてとんでもなく季節はずれのタイトルだけど本の話。佐藤多佳子さんの『夏から夏へ』を読了する。
北京オリンピックでの銅メダルがまだ記憶に新しい4×100メートルリレーのメンバーについてのノンフィクション。といっても北京オリンピックが始まる前までのインタビューである。だから本当はオリンピック前にこれを読んでおけば良かったなと思った。オリンピック前年の大阪世界陸上のときをメインに各選手の幼少の頃からのエピソードも辿る。学生時代の活躍も知ることができる。
小説家の書いたノンフィクションはとてもわかりやすくておもしろい。それも陸上小説、リレーの小説を書いた人のだから。ちょっとミーハーな感じもあり、ファン目線なのもいいなぁと思った。だってそうなりますよね。塚原・末續・高平・朝原の四人にインタビューなんて!(さらに控えの小島選手にもインタビューしてます)テレビの中のコメントだけでは決して伝わってこない、知ることのできない事実がいっぱいある。
O型の末續選手とB型の朝原選手をA型の塚原選手と高平選手が繋ぐ。四人の走順も重要だったってことがよくわかる。オリンピックでのメダルがどれだけすごいものだったかあらためて思う。

この本、オリンピックが終わってから増刷が決まったそうです。やっぱりね。
スポーツマンが好きな人にぜひおすすめです。
多分、続編も出るはず。


昨晩は大根&手羽中のオイスターソース煮
お肉は焼き付けた方が香ばしいとは思うけど
お鍋に材料全部入れてひたひたの水と調味料、
ひたすら煮るだけの簡単料理にしてみた
ときどきアク取りするだけでおいしく煮えました