こびとく日誌

クツをつくりながら考えたこと。晴耕雨読な日々のこと。

郵便書簡

昨日、わたしのところに飛んできた鳥。文鳥桜文鳥
なんとなく懐かしい思いにかられる郵便書簡(ミニレターとも呼ばれる)。
手紙を書いたら、折り畳んで上下とサイドを糊付けしたらそのまま送れるものです。『パリからの手紙』堀内誠一さんが使っていたエアログラム(航空書簡)と同じつくりですね。
昔、祖母がよくこの郵便書簡で手紙を書いて送ってくれました。そういえば最近もらってないなぁ。

通常、封書は80円ですがこちらは60円で送れるのが魅力。送られてきたものをハサミを使って開封するというのもドキドキわくわく感があって良いものです。これを型紙にして包装紙などで同じような封筒をつくってみるのもいいかも!
そして知らなかったのですが中に25グラムまでだったら写真や紙片を入れられるそう。
昨日のこの文鳥たちも一枚の紙片を運んできてくれました。
それは金沢の宇吉堂さんからの『宇吉より愛をこめて通信』。年に一度の発行なんだそうです。愛がこもってました。宇吉堂さん、ありがとう。

まねっこして「クツクツ通信」も年に一度にしようっかな〜と思ったりしました。

それから、手紙つながりで昨日知った豆知識を少し。
昨日、眼科でいただいた紹介状の封筒に「○○クリニック ○○先生 御机下」と書いてありました。御机下って何だろう?と思って調べてみました。すると「ごきか」と読むことがわかりました。書簡文で相手を敬って宛名に添える脇付なんだそうです。
「『机下』は、中国の書翰用語で『自分の手紙など取るに足りないものだからどうぞ机の下にでも放っておいてください』という意味の謙譲表現」という説明がありました。えっ、放っておいてもらっていいの?!とびっくり。もう少し検索してみると「目上の人に直接手紙を渡さずにまずは机の下に差し出すという尊敬の意味」と書かれているのをみつけてようやく納得。一般的にはあまり使われず、医師の世界で多用されているということでさらに納得。やはり紹介状などにつけられるもののよう。

ニホンゴって奥深いですね・・・。